「カンロ飴」や「ピュレグミ」などの商品を製造販売するカンロ(東京都新宿区)が、「和食に関する調査」を実施。その結果を発表しました。
「子どもの和食離れ」浮き彫りに?
調査は2024年9月13日から同月17日、3~12歳の子どもと一緒に暮らす20~49歳の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。1000人から有効回答を得ています。
まず、「自宅での食事やお弁当作りで和食を作ることがあるか」について聞いたところ、「かなりある」(38.9%)、「たまにある」(44.4%)と答えた人を合わせると全体の83.3%となり、家庭で和食を出す機会が多いことが分かりました。和食を出す頻度は「週1~3日程度」(62.2%)が最多で、洋食やその他のジャンルの料理とバランスが取りながら和食を出している家庭が多いことがうかがえます。
「子どもに和食を出す(お弁当に入れる)と残しがちだと感じることはあるか」を聞くと、「かなり感じる」(10.8%)、「多少感じる」(36.5%)を合わせると全体の47.3%となり、半数近くの子どもが和食を避ける傾向であることが明らかに。さらに、「和食を出す(お弁当に入れる)と子どもが嫌がることがあるか」については、「かなり嫌がる」(4.2%)、「多少嫌がる」(30.4%)を合わせると34.6%となり、全体の3分の1の子どもが「和食を嫌がっている」ことが分かりました。
「子どもが特に嫌がる和食メニュー」を聞いたところ(複数回答)、ワースト1位となったのは「和え物」(47.1%)でした。次いで「おひたし」(42.5%)、「きんぴらごぼう」(39.6%)と続き、和食の定番である副菜が子どもに敬遠されていることがうかがえる結果となっています。
調査結果を受けて、同社は「家庭で和食を出す機会は定期的にある中、和食を出すと子どもがご飯を残しがちだと感じている人が多いことが分かりました。残すだけでなく、子どもが和食を嫌がるという家庭も全体の3分の1に上り、子どもの和食離れが浮き彫りになる結果となりました」「栄養面を考え、子どもに和食を食べてもらうためにも楽しみながら和食に触れ合う工夫が必要です」とコメントを寄せています。
「子どもの和食離れ」あなたはどう思いますか?
オトナンサー編集部
コメント