夢や目標に向かって行動し始めたときに、「そんなの無理だよ」「夢見すぎでしょ」などとネガティブな言葉で否定してくる人に会ったことはありませんか? そのような人たちのことを、最近では「ドリームキラー」と呼ぶそうです。一体どのような人が「ドリームキラー」に当てはまるのでしょうか。SNSの声から探りました。

「内容を聞くこともなく周りから否定されて…」

 さまざまな場所に存在する「ドリームキラー」。例えば、仕事の場面においても「新事業を始めようとしたら、内容を聞くこともなく周りから否定されて、やる気を失いそうになった」「仕事の目標を立てて頑張ろうとすると、すぐにネガティブなことを言ってくる同僚がいる」といった“うんざり”が伝わってくる体験談がネット上で見受けられます。

 わざと足を引っ張るような「ドリームキラー」の発言は、ねたみや嫉妬の感情から来ているケースもあれば、単純に“全てのことをネガティブに捉える人”というケースもあります。表面上は思慮深い人に見えたり、ポジティブに見えたりすることもあるため、なかなか「ドリームキラー」と分かりにくいところも厄介ですね。

 また、家族や恋人、友人など、自分の身近な人が「ドリームキラー」となっている場合もあります。「資格を取ろうとしたらパートナーに『無理だよ』と言われる」「親がドリームキラー系だった。すごく否定されてきつかった」といった声が上がっていました。

 身近な人が「ドリームキラー」の場合は、「失敗してほしくないから」という理由から否定的になる場合もある模様。ただ、ネガティブな考え方や言葉によって、頑張ろうと思っていた気持ちがそがれてしまうのも事実で、悩ましいところです。

 ドリームキラー行為について、悪意があってしてくる人や、無意識にしてくる人に対しては「ひたすら無視」「気にしないように心がける」といった対応を取るのが、対処法の一つ。目標や夢などは相手に話さず、距離を置いて、「自分とは関係ない」と受け流す力が必要です。

 一方で、「心配」「失敗してほしくない」という理由で否定してきたり、疑問を投げかけてきたりしてくる人には、逆にしっかりと相談したり、自分の意思を説明したりすることで対処するとよさそうです。計画を事前に準備して、論理的に伝えるのがコツです。ただし、「心配」という感情もあるものの、“全てのことをネガティブに捉える人でもある”というパターンもあるので、見極めが難しいかもしれません。

 そして気を付けたいのが、自分自身が「ドリームキラー」と化しているケース。何かを考えても「どうせうまくいかない」と、自分で自分の考えを否定してしまう状態になったときは、自分のやりたいことを論理的にまとめてみるとよいでしょう。

 あなたの身近に「ドリームキラー」はいますか? 周囲だけでなく、自分自身の中にも潜んでいるかもしれない「ドリームキラー」。影響を受け過ぎないよう、冷静に、上手に付き合っていきたいですね。

オトナンサー編集部

「ドリームキラー」実はあなたの身近にも…?