無人砲塔を持つ戦車支援装甲車
ウクライナ軍第79航空強襲旅団は2024年10月28日、ロシアの装甲戦闘車両BMPTを撃破したと発表しました。
同車両は、ロシア軍の主力戦車に使われる車体に無人砲塔を組み合わせたものです。歩兵携行の対戦車兵器から戦車を守るために、戦車と共同運用することを目的に開発されました。愛称は、「ターミネーター」を意味する「テルミナートル」です。
無人砲塔には30ミリ機関砲2門と対戦車ミサイル4発の発射装置が設置されており、陣地や建物に潜む歩兵を攻撃し戦車への脅威を排除するほか、戦車や歩兵戦闘車との戦闘も想定されています。
ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」によると、同車両はロシア軍に少数しか配備されていない珍しい車両とのことで、コンスタンチノフカ村付近でロシア軍の大規模攻撃を阻止した際に撃破したとのことです。
なお、今回撃破された車両は、ドローンからエンジンルームに爆発物を投下され、動力を喪失。乗員が車両を放棄した後に、再びドローンによる攻撃で破壊されたようです。
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