スペインメディアの『RELEVO』は10月31日、現在フリーエージェントの元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがボカ・ジュニオルス加入を検討していると報じた。
現在38歳のS・ラモスはセビージャの下部組織出身で、2004年2月にトップチームデビュー。2005年夏にレアル・マドリードへと加入すると、16年間にわたって“白い巨人”の一員として活躍し、5度のラ・リーガ制覇や4度のチャンピオンズリーク優勝など、数多くのタイトル獲得に貢献した。
その後、パリ・サンジェルマンでのプレーを経て、2023年9月にプロキャリアをスタートしたセビージャに復帰すると、公式戦37試合に出場し7得点を記録。第一線でプレーできるだけの実力が健在であることを示したが、今夏に契約満了により故郷のクラブを退団し、無所属となっていた。
フリーになったS・ラモスの新天地として、アメリカ、トルコ、サウジアラビア、エジプトなどのクラブが候補として報じられたが、移籍は実現せず。最近はアラブ首長国連邦(UAE)の複数のクラブからオファーが届いたが、それらも断ったと報じられた。
去就が確定しない状態が続いている同選手だが、現在はボカの会長を務めるフアン・ロマン・リケルメ氏と移籍に関して連絡を取り合っているという。ボカは先月、フェルナンド・ガゴ氏が監督に就任。ガゴ氏とS・ラモスは2007年から2011年にレアル・マドリードでともに戦ったチームメートであり、同氏からもS・ラモスにボカ加入を勧める連絡を入れているようだ。
なお、ボカがS・ラモスに払える給与は、同選手がセビージャから受けっていた金額の半額未満となる見込みとなっている。しかし、ガゴ監督は現役時代、アルゼンチンメディアのインタビューで「S・ラモスはいつかボカでプレーするという願望がある。今は難しいが、自分がボカに戻るときに、彼も一緒に来るだろう」と証言しており、S・ラモスがボカの本拠地“ラ・ボンボネーラ”のアイドルになるために、金銭面を考慮せずにボカに加入する可能性があると同メディアは説明している。
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