台風21号は温帯低気圧に変化 引き続き大雨災害や竜巻などの激しい突風に警戒
1日(金)午後9時頃、台風21号は東シナ海で温帯低気圧に変わりました。
1日午後10時現在、九州北部を中心に活発な雨雲が掛かっています。前線に向かって台風由来の暖かく湿った空気が流れ込み、雷を伴う激しい雨となっています。
午後10時のアメダスの観測値では、長崎県松浦市で1時間43.5mm、佐世保市で1時間41.5mm、佐賀県伊万里市では1時間32.5mmを観測しました。
また、佐賀県、長崎県では、竜巻などの激しい突風が起こりやすい状況であるとして、竜巻注意情報が発表されています。既に遅い時間となっていますが、今後の空模様の変化に注意が必要です。
元台風21号の低気圧は、前線と一体化し、あすにかけて本州付近を通過する見通しです。
九州北部では2日(土)午前中にかけて、雷を伴う非常に激しい雨の所があるでしょう。2日(土)午後6時までに予想される24時間雨量は多い所で250mmに達する見込みで、短時間で一気に雨量が増える恐れがあります。
また、対馬海峡や九州西海上では最大風速20メートルの非常に強い風が吹き、陸上でも15メートルの強い風が吹く恐れがあり、海上ではうねりを伴ってしける見込みです。
引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴う高波に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意し、頑丈な建物で過ごすように努めてください。
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