店員さんもヒトの子、うっかり失言してしまうこともあるだろう。ただ、言われた方はいつまでも忘れないものだ。神奈川県に住む50代の女性(専業主婦)は、あるとき店で洋服を見ていて、店員に失礼な事を言われたと憤る。
「Mサイズ」の服を見ていた女性は、自分には少し大きいと感じ、年配の店員に「他のサイズありますか?」と訊ねた。明言はしていないがSサイズを見せてほしかったのだろう。しかし店員の認識は違った。
「Lサイズを持って来られて、『これなら入るんじゃないでしょうか?』と言われた」
「自分は、激やせしている訳ではないが155センチ、47キロ。それほど太っているとは思わないのに、『デブ』と言われた気がして、気分が悪かった」
何気ない一言だが、してはいけない勘違いだったのだ。(文:篠原みつき)
「手の長さが10センチ違っても着方でなんとかなるもの?」
サイズ違いで店員の対応に失望した人は他にもいる。東京都の50代女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1200万円)は、よく着物を買ったり作ったりしているそうだ。しかし高身長で、既製の着物や反物サイズでは合わない模様。着物店で、実際に縫うわけでは無い店員に
「袖が短くても着方でなんとかなるもの。着物ってそういうものですよ」
と言われてしまい、モヤモヤしている様子だ。この言葉はかなりの頻度で言われるそうで……
「接客する5割に言われる。 正直、私は非常に手が長いし背も高いので、生地幅がないのはわかる、だから男物を染めてたりするのだが、手の長さが10センチ違っても着方でなんとかなるもの?これから費用をかけて作る(縫う)のに」
着物を反物から作れば生地代のほかに仕立て費用も数万円かかる。わざわざサイズの合わないものを作るのは違和感があるし、「着こなし」で押し切ろうとする店員にモヤモヤするのは無理もない。こんな場面に遭遇するたび、失望する思いをこう書いていた。
「こちらのほうが(背の高い人向けの着物の)知識があり、着物のことを知ろうとしない店員にそういわれ、気力を無くす」
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