窪塚洋介、亀梨和也(KAT-TUN)が11月2日、「第37回東京国際映画祭」で行われたDMM TVオリジナルドラマ「外道の歌」(12月6日[金]より配信)舞台あいさつに、共演の南沙良、白石晃士監督と共に登壇。撮影エピソードや役作りについて語った。

【写真】息ぴったり…ステージ上で爆笑する窪塚洋介、亀梨和也

■壮絶な復讐ストーリーと真逆 和気あいあいの舞台あいさつ

外道の歌」は、さびれた古書店「かもめ店」を営む2人の男・カモ(窪塚)とトラ(亀梨)が、裏では“復讐者”を名乗り、耐えきれないほど悲痛な思いを背負った被害者の代わりに、法から逃れた加害者に壮絶な復讐をもって裁きを下す物語。原作は「ヤングキング」(少年画報社)で2014年から2023年まで連載されていた原作漫画の「善悪の屑」と続編「外道の歌」で、窪塚と亀梨がW主演を務める。

それぞれ役作りについて話す中で、南が自身の演じた奈々子という役柄について「語尾に“~っす”ってつくのが言いづらくて難しかった」と苦労を。窪塚、亀梨が口々に「似合ってた」「良かった」と絶賛すると、南も「うれしいっす!」と息の合った掛け合いを繰り広げる。

一方、白石監督は「印象的なエピソード」を聞かれ「え~と…印象的なエピソード…え~っと……印象的なエピソード…」と考え込んでしまい、窪塚は「覚えてないんかい(笑)!」と全力でツッコみ会場を盛り上げるなど、シリアスな作品と違い舞台あいさつは和気あいあい。

■窪塚洋介、亀梨和也、“裏の復讐者”を演じる苦労を明かす

今回“復讐屋”を演じたことについて窪塚は「2人とも普段とだいぶ違ったと思うんですけど、俺の方に関して言うと、 全然芝居しなかったなっていう。見ていただいたらわかるんだけど、せりふ量が圧倒的に少ないんですよ。1日現場にいるのに、1日に3個しか言わなかったとかもざらですし」と吐露。

「特にトラ(亀梨)との対比で考えると、トラはめちゃくちゃしゃべるんで、ものすごい差に感じるんですよ。準備の時間も俺は15分。亀ちゃんは、(メークで)タトゥーとか入れるから、2時間ぐらい前に(現場に)来て。アクションシーンの量とかそういうのをひっくるめて“あれ、俺大丈夫かな?”って。

本当に何もしないっていうことを求められてたんで、そこがやっぱり今までと圧倒的に違ったなと思います…ま、何もしなかったわけじゃないですけどね(笑)」と、これまで演じてきた役柄との違いを明かした。

亀梨は「何もかもが自分ではないので。関西の方言であったりとかもそうですし、見た目もそうですし」と、自身の演じた「長髪で関西弁を話すトラ」と自身とのギャップを分析。「その辺は自分の感覚の気持ちいいところにいないというのが一番大きかったところでありますね」と役へのアプローチを語った。

窪塚洋介