アデランス(東京都品川区)が、男性を対象とした「ミドルエイジ男性の髪に関する意識調査」をを実施。その結果を発表しました。
50〜54歳「髪のボリューム不足で…」
調査は2024年7月26日から同月28日までの3日間、35~54歳の男性を対象に、インターネットリサーチで実施。208人から有効回答を得ています。
全回答者に「現在の髪の悩み」について聞いたところ、全年代で「白髪が増えた」がいずれも40%を超える結果となりました。「白髪が増えた」と回答した人は、35〜44歳は半数以下である一方、45〜54歳では半数を超え、45歳を境に2人に1人以上が白髪に悩んでいることがうかがえます。
また、「髪が少なくなってきている」は、35〜39歳は34.6%でしたが、年齢が上がるにつれて悩みを抱える人が減少し、50〜54歳では28.8%が回答する結果に。これについて、同社は「35〜39歳が最も毛量の変化を感じ始めている世代であることが分かります」と分析しています。
「現在使用しているアイテム」について聞くと、においやフケを予防する「薬用シャンプー」(54.8%)が最多回答に。次いで「育毛剤、発毛剤」(32.1%)、「シャンプーブラシ」(27.4%)と続きました。年代別では、「育毛剤、発毛剤」と回答した人が、35〜39歳は21.7%であったのに対し、45〜49歳では40.9%となっており、45歳を境に使用率が増加しているようです。
「髪形を決める際に最重要視していること」を聞いたところ、最多となったのは「手入れが楽であること」(33.7%)でした。次いで「自分に似合っていること」(25.0%)、「仕事に差し支えないこと」(15.4%)、「年齢に合っていること」(12.5%)と続いています。
年齢別では、40〜54歳は「手入れが楽であること」が1位であるのに対し、35〜39歳のみ「自分に似合っていること」(28.8%)が最も多い回答に。また、50〜54歳では「見られたい容姿のイメージになっていること」(7.7%)がランクインしており、同社は「管理職に就くなど就労環境での変化が生じやすい年齢になると、自分に似合っていることに加えて、社会的イメージも意識している様子がうかがえます」とコメントしています。
「20代の頃と比較してやらなくなった髪形、施術」については、「20代の頃から変えていない」(33.3%)が最も多く、ミドルエイジ男性の約3人に1人が、20代にしていた髪形を現在まで継続していることが明らかに。次いで「カラー」(28.1%)、「パーマ」(24.6%)と続きました。
これらの髪形・施術について「やらなくなった理由」を聞いたところ、「年相応を意識するようになった」(31.6%)が最も多く、次いで「抜け毛、薄毛につながりそう」(27.2%)、「髪へのダメージを気にするようになった」(25.4%)と続く結果に。年代別では、50〜54歳のみ「髪のボリューム不足でできなくなった」「若い頃の髪形が似合わなくなった」がランクインしていたということです。
同社は「希望の髪形があってもできなくなってしまうケースもあるようです」とコメントを寄せています。男性の皆さん、年齢とともに「やらなくなった髪形」はありますか?
オトナンサー編集部
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