プレミアリーグ第10節が2日に行われ、リヴァプールとブライトンが対戦した。
ホームのリヴァプールは、試合前の時点で首位マンチェスター・シティと勝ち点1差の2位。対するアウェイのブライトンは、4勝4分1敗で6位につけている。両チームは10月30日にカラバオカップ4回戦で対戦しており、この試合はアウェイのリヴァプールが3-2で勝利した。同試合でベンチスタートだったブライトンの三笘薫は今節先発出場。一方、カラバオカップで先発した遠藤航は、今節ベンチスタートとなった。
試合の立ち上がりは拮抗した展開になったが、徐々にリヴァプールが攻撃の圧力を強めていく。9分にはカウンターからFWダルウィン・ヌニェスが一人で持ち運び、ペナルティエリア内から決定的なシュート。しかし、これはブライトンGKバルト・フェルブルッヘンが好セーブで得点を許さなかった。
すると、15分にブライトンが試合を動かす。左サイドでボールを受けた三笘がドリブルで持ち運んで中央へパスをすると、ダニー・ウェルベックが触り、フリーになったフェルディ・カドゥオールが思い切りよく足を振り抜く。強烈なシュートはポストの内側に当たり、ゴールに吸い込まれた。ブライトンが先制に成功する。
リードを奪ったブライトンは、ボールを支配しながら試合を進める。27分には、ヤシン・アヤリの絶妙なスルーパスからジョルジニオ・リュテールが背後へ抜け出し、GKと1対1になってシュート。だが、これはGKクィービーン・ケレハーの好セーブに阻まれた。
その後もブライトンのペースは変わらない。36分にはカウンターからペナルティエリア内に侵入した三笘が絶妙なクロスを上げると、ファーサイドでフリーになったカドゥオールがダイレクトシュート。41分にはペナルティエリア手前で得たフリーキックをウェルベックが直接狙ってゴールを脅かした。
ホームで苦しい展開になったリヴァプールは、前半ラストプレーでアクシデントが発生。コーナーキックの競り合いでイブラヒマ・コナテが倒れ、フィルジル・ファン・ダイクに踏まれてしまう。手を抑えながらベンチに引き上げたコナテは、後半開始からジョー・ゴメスと交代することになった。
後半はリヴァプールがクロスから立て続けにチャンスを作るが、なかなか得点を奪うことができない。56分にはロングボールからモハメド・サラーが抜け出して決定的なシュート。しかし、これはGKフェルブルッヘンに阻まれた。
それでも69分、左サイドからコーディ・ガクポがクロスを供給すると、これがそのままゴールに吸い込まれ、リヴァプールが1-1の同点に追いついた。
これで勢いづいたリヴァプールは、同点弾からわずか3分後の72分、電光石火のカウンターを発動。カーティス・ジョーンズからのパスを受けたサラーがカットインから左足を振り抜く。強烈なシュートは見事にゴールネットへ突き刺さった。リヴァプールがあっという間に逆転に成功する。
リードを許したブライトンは、73分に三笘がペナルティエリア内からシュートを放つが、得点を奪うことはできなかった。
リヴァプールは77分にヌニェスとの交代で遠藤を投入。一方、ブライトンは87分に三笘がシモン・アディングラとの交代でベンチに下がった。
試合はこのまま2-1で終了し、リヴァプールが逆転勝利。首位のマンチェスター・シティがボーンマスに敗れたため、リヴァプールが首位に浮上した。
【得点者】
0-1 14分 フェルディ・カドゥオール(ブライトン)
1-1 69分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
2-1 72分 モハメド・サラー(リヴァプール)
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