安全な暮らしを守るため、防犯には注力していきたいもの。
個人だけでなく、組織や地域住民で一丸となって取り組めば、より危険を遠ざけることができるかもしれません。
防犯カメラの設置などは、導入のハードルが高く大変ですが、みんなである習慣を意識的に行うだけでも、防犯につながりそうです。
父親との『お出かけ』に見えた出来事
小学生の頃、クラスメイトの男子が誘拐を防いだエピソードをX上で紹介したのは、山田まる(@maru_yamada)さん。
その日、同じクラスの女子が、大人の男性と手をつないで歩いているのを見かけた男子は、こう声を掛けました。
「○○じゃん。お父さん?」
男子は、男性のことを女子の父親かと思ったのです。
しかし、声を掛けた瞬間、男性は女子を置き去りに、走って逃げ去ったではありませんか。
残された女子が泣き出すと、男子は「俺が泣かせたのか!?」とパニックになったそうです。
※写真はイメージ
状況がよく分からぬまま、なんとか女子を泣き止ませようと、なだめる男子。すると、2人の様子を見た近所の年配女性が、事態の確認をしに来ました。
その後、不審な男性に、女子がさらわれる寸前だったことが発覚し、通報することに。
「俺が泣かせたわけじゃないのに、警察まで呼ばれた」
※写真はイメージ
勘違いした男子は、心底驚いて、どうなるのかとビクビクしていた様子。きっと、自分が責められると思ったのでしょう。
そんな男子は、後から女子の両親にお礼をいわれ、警察や担任教師などからも褒められ、学校の英雄となりました。
以来、山田さんが通っていた小学校では『休日にクラスメイトに会ったら親が一緒でも挨拶し合う』という文化ができたとのこと。
地域住民とのつながりを面倒に思う人も増えている昨今。しかし、防犯面から考えると、挨拶はなくさないほうがいいのかもしれません。
普段の行いで、自然と人助けができた男子には、多数の称賛が寄せられています。
・男子、偉い!よくやった!無自覚のヒーロー活動、かっこいいね。
・クラスメイトの家族に興味を持つだけでも、防犯になるんだなぁ。
・「見ているよ」という牽制になるから、挨拶運動は全国の小中学校で実施してほしい。
・声掛けで救われた命が、今までどれだけたくさんあることか!
・事件として表面化していない、こういった出来事が多数あるんだろうな。そのことにゾッとする…。
挨拶は、誰でもすぐに始められること。
もし、地域の人たちとあまり挨拶をしていない人は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
自分だけでなく、誰かの防犯にもつながり、被害を減らせるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @maru_yamada
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