「勝てなかったのは少し残念」チェルシーとドローのファン・ニステルローイ暫定監督、アモリム・ユナイテッド誕生まで「パフォーマンスを継続しなければ」
マンチェスター・ユナイテッドのルート・ファン・ニステルローイ暫定監督が引き分けを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
エリク・テン・ハグ監督が退任し、アシスタントコーチを務めたファン・ニステルローイ氏がルベン・アモリム新監督の就任まで暫定的に指揮を執るユナイテッド。初陣となった10月30日のEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のレスター・シティ戦は5-2の大勝を収めていた。
3日に迎えたのは、プレミアリーグ第10節のチェルシーとの大一番。ゴールレスで後半半ばまで推移するも、70分にデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドがPKを獲得。ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが決めて先制した。
しかし、4分後にはCKからエクアドル代表MFモイセス・カイセドに見事なダイレクトシュートを決められて振り出しに。そのまま終了し、勝ち点「1」を分け合った。
試合後、ファン・ニステルローイ暫定監督は「正直に言うと、勝てなかったのは少し残念」とコメント。一方でチームのパフォーマンスを高く評価している。
「我々の方がチャンスは多かったと思う。ガルナ(アレハンドロ・ガルナチョ)は3度ゴールに迫り、マーカス(・ラッシュフォード)は素晴らしい攻撃でポストを叩いた。ブルーノは最後の数分でシュートを放ったが、チェルシーのディフェンダーの1人に当たって跳ね返された。全体的に選手のパフォーマンスは素晴らしかったと思う。彼らはピッチで全力を尽くしたが、最終的には引き分けに終わった」
「今日は皆さんが見たように、非常に優れたチームであるチェルシー相手に、非常に良い戦いができたと思う。3ポイントを獲得できなかったのは少し残念だ。これは選手たちの進むべき道だし、今日は素晴らしいパフォーマンスが見られた。全員が本当に頑張っていたと思う」
また、ブルーノ・フェルナンデスがPKを決めた先制の場面にも言及。現役時代を思い出したようだ。
「オールド・トラッフォードが爆発するような歓声を聞いたのは素晴らしい瞬間だった。ブルーノはそれをうまく受け止めたし、感情が溢れ出た。特別な瞬間だったし、その瞬間を存分に楽しんだ。当分噛みしめることになるだろう」
「私は助けるためにここにいるし、これからはもっと助けていくつもりだ。新監督を支え、クラブの成長を確実なものにしていきたい。チームやクラブ、そしてファンのためにも嬉しかった。(選手だった時と)似たような感覚だ」
アモリム監督就任までに戦うヨーロッパリーグ(EL)のPAOKテッサロニキ戦、プレミアリーグ第11節のレスター戦についてもコメント。暫定監督は良い結果を残して引き渡したいと考えている。
「選手たちは大きな責任を負っていると思うし、変化が必要だとわかっている。私は彼らを助け、仕事に集中させ、ベストを引き出し、全力が出せるよう鼓舞した。あと2試合そうすることができる」
「選手だけでなくその他の人たちも含め素晴らしいグループだ。今日皆さんが見たのは、ピッチですべてを出し切るスピリットを持ったチームだったと思う。ファンとの繋がりが生まれたのを見たし、それは我々が求めているものだ。木曜日にそれをさらに発展させるのが待ちきれない」
「我々は新監督をサポートしているし、クラブの全員はまずこれからの2試合(PAOK戦とレスター戦)に集中している。非常に重要な2試合だし、レスター戦とチェルシー戦のパフォーマンスを継続しなければならない。その後は彼(アモリム監督)をサポートし、マンチェスター・ユナイテッドがより良くなるよう、毎日一生懸命働く」
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