自動車の運転免許を持っている人なら、一度は「MT(マニュアル・トランスミッション)」と「AT(オートマチック・トランスミッション)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。これらは「マニュアル免許」「オートマ免許」などと略して呼ばれることが多いですが、実は「MT」の呼び方には地域によって違いがあるようです。東日本と西日本で異なる「MT」の呼び方の違いと、その理由について見ていきましょう。
「関東ではミッション車って言わないの?」
まず、東日本では「マニュアル」という呼び方が一般的のよう。教習所でも「マニュアル車」や「マニュアル免許」と教わるため、自然とその言葉を使っている人も多いでしょう。
一方で、西日本では「ミッション」と呼ぶ人が多いようです。東日本ではあまりなじみがないため、SNS上などでは「関西の人に免許の種類を聞いたら『ミッション』って言われて戸惑った」という声が。反対に、西日本の人たちからは「関東ではミッション車って言わないの? ビックリ」と、呼び方の違いに驚く反応がみられました。
その他にも「昔はミッションって言ってたけど、途中からマニュアルに変わった気がする」「昔はミッション呼びがなぜか一般的だったんだよね。40代以降の人なら『ミッション』で通じると思う」などの声が。地域ではなく“時代”の観点で、「昔はミッション呼びをする人が多かった」という意見も聞かれます。
ちなみに、自動車関連では「自動車学校」の略称も全国で異なることが知られています。例えば、関東や関西の都市圏では「きょうしゅうじょ」と呼ばれることが多いですが、東北では「じしゃこう」や「じしゃが」といった略し方が。他にも、北関東の「じきょう」、東海地方の「しゃこう」などがあるようです。
同じものを指していても、地域によって呼び方が異なるものは多いようですね。普段何気なく使っている言葉が、別の地域でどのような呼ばれ方をしているのか、調べてみると面白いのではないでしょうか。
オトナンサー編集部
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