Steamは11月6日(水)、「ゲームレコーディング機能」を一般公開した。

本機能は今までβ版にて先行公開されていた録画機能。一般公開されたことにより、誰でもプレイ中のゲームをSteamだけで録画・クリップの作成が可能になった。

「ゲームレコーディング機能」はSteamでプレイ中のゲームをショートカットキーCtrl+F11)ひとつで録画できる新機能。設定をすればゲームを起動するだけで自動的にバックグラウンド録画を開始することもでき、重要なシーンの見逃しを防止することが出来る。

さらに、録画した映像はすべてSteamからプレビューおよびクリップの作成が可能。クリップした映像はそのままSteamチャットでフレンドに送信できるほか、書き起こして別SNSで共有することもできるので、別途録画ソフトを立ち上げる必要がなくなり手間が減りそうだ。

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●設定画面
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●録画タイムライン。クリップの作成を行える
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●動画は書き起こす際にFPSやファイルの容量を設定することも

なお、バックグラウンド録画中は後でクリップしたい場所を把握できるようゲームプレイ中にイベントマーカーをショートカットキーCtrl+F12)で残しておくことも可能。

さらに一部対応するゲームについては、ボスの登場シーンや名作シーンなど決められた場所に「注目すべきポイント」が設定されていることもあり、この場所にはタイムライン上で専用のイベントマークがつくことであとからゲームプレイを見返しやすくなるようだ。

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(画像は「ゲームレコーディング機能」Steam特設ページより)

しかし、本機能で心配になるのはやはり容量の問題。数時間も録画をしたら大分ファイルが圧迫されそうなものだ。そのため、各ゲームタイトルごとに最大録画時間や録画品質を設定でき、中には「録画しない」オプションや「無制限に録画する」オプションも用意されている。

FPSゲームだけ自動録画を有効にして、シミュレーションゲームでは録画を無効にするといった使い分けが出来そうだ。

「ゲームレコーディング機能」は特設ページにおいてより詳細な機能が紹介されている。必要であればこちらのページを参照してセットアップを行うと良いだろう。

「ゲームレコーディング機能」Steam特設ページ(日本語)はこちら