トヨタグループの自動車部品メーカーで、エアバッグを主力とする豊田合成(愛知県清須市)が、自社のエシカルブランド「Re-S(リーズ)」と鹿革の有効活用を手掛けるハンドメイドブランド「kagaribi」のコラボレーション商品を発表した。自動車部品製造過程から出るエアバッグ生地と害獣駆除で発生する鹿革を有効活用し、廃棄物低減・地域課題解決に取り組んだエシカルな巾着だ。
巾着は、夏の浴衣や和装だけでなく、ちょっとしたお出かけなど普段使いにも広がっており、新たなバックスタイルとして見直されている。そこで、手提げでも肩にかけても使い勝手のいいコードの長さを採用。鹿革の個性ある端材の形とエアバッグ生地のパリッと近代的な質感を生かし、色は季節を問わない伝統色の藍が選ばれた。サイズもスマートフォン・財布・リップ・日焼け止め・・・ちょっとした街ブラに十分な収納力を確保している。
寸法は底面直径100mm×高さ(ハトメ金具まで)150mm、重さは80g~100g。また、日本国内で年間60万頭もの鹿が“害獣”として処理され続ける中、現代の鹿革利用率は9%ほどと人間の都合で大量に廃棄されている「鹿革」を有効活用しているので、端末開口部の鹿革の形状はストレートカットであったり、ランダムであったりとまちまち。お手元に届く商品の形にどんな個性があるのかも、お楽しみとなっている。一般販売予定価格は税込み1万3500円+送料650円で、Makuake「出品者応援型」の購入サイトで販売中。
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