2024年11月6日、中国メディアの澎湃新聞は、中国・河南省の病院で爆発事故が発生して医師1人が死亡したと報じた。
同記事によると、事故は河南省周口市鹿邑県にある中医病院で2日に発生。爆発により62歳の精神科医が死亡した。他に複数人も負傷したが、程度は軽いという。県衛生健康委員会の責任者は6日、複数部門からなる合同ワーキンググループを立ち上げたことを明かすとともに「公平公正に処理を行う」とコメントしている。
同委員会の責任者は、62歳の精神科医が爆発後に病院に搬送された後に死亡した説明。また、ボイラー爆発ではないとしつつ、具体的な爆発の原因については分かっておらず、専門家に鑑定を依頼したと明かした。さらに、精神科医の遺族が総額880万元(約1億8900万円)程度の賠償を請求しているとも語った。
この事故について、中国のネットユーザーは「ボイラーという言葉を久しぶりに聞いた気がする。今はどこもボイラー式の集中暖房などやっていないだろうに」「ボイラーは暖房以外にもいろいろ用途があるからね」「圧力容器は危険。家庭にある圧力鍋もそうだよ」「定年退職も近かっただろうに」「原因をはっきり解明してもらいたい」「不自然な死亡事案が毎日のように発生している。生きていられるかはもはや運任せ」といった感想を残している。
また、「2日に起きた事故が6日になってようやく明るみに出るなんて」「それまで主要メディアは全く報じてこなかった」など、事故の情報を意図的に隠していたことを疑うようなコメントも複数見られた。(編集・翻訳/川尻)
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