日本代表を率いる森保一監督が、約1年ぶりの復帰となったFW古橋亨梧(セルティック/スコットランド)について語った。
11月の代表シリーズでは、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のアウェイ2連戦となる日本代表。インドネシア代表、中国代表との対戦について、「厳しい戦いになる」と語った森保一監督は、スコットランドの地でゴールを量産するFW古橋亨梧を約1年ぶりに選出した。
セルティックで4年目のシーズンを迎えている古橋。チャンピオンズリーグでの1ゴールを含め、ここまで公式戦15試合に出場し6得点3アシストを記録している中、森保監督は「ここ最近は招集できていませんでしたが、スタッフができる限り現地で試合を見ていますし、我々も毎試合映像を通して確認しています。彼がセルティックとヨーロッパで結果を残している、チームを勝たせている、存在感あるプレーをしているということから呼ばせてもらいました」としつつ、「ケガの上田(綺世)の代わりとかではなく、我々が普段から候補選手を見ている中で、今回は選ぶべきだと思ったので選出しました」と述べた。
また、森保監督は期待することとして「ゴール前でピンポイントに合わせて、ゴールを奪い切る、仕留め切ることができる選手。まずはそこの良さを出してもらえるように、本人にも思い切ってプレーして欲しいですし、チームとしても彼の良さを活かせるように、そしてこれまでの戦い方と合わせていけるように、双方にとって幅を広げられるように活動していければと思います」と言及した。
続けて「ゴールに向かう仕事だけでなく、セルティックでは前線の起点となって、そこからエリア内に侵入していくということを求められているのは確認しています。我々としても、得点を取ってもらうのが1番の良さである環境づくりをした上で、チームとして起点になる、前線から守備するというセルティックで今やっていることをそのまま活かして欲しいです。チームで、それができるように良い準備をしていきたい」と語った。
さらに、古橋の活かし方について口にした森保監督は「直近のチャンピオンズリーグでも、相手ディフェンスとギリギリの駆け引きをして、背後に抜け出すシーンがありましたけど、そういったダイレクトプレー、直線的にゴールに向かっていくプレーを活かしてもらたいですし、活かしてあげたいと思っています」とコメント。続けて「我々が押し込んだ試合をしなければ、守備のタスクを担ってもらうことにもなりますし、そこから攻撃に出ていくとなると良さが出づらくなります。より押し込み、ディフェンスラインとの駆け引きを生じさせる展開に持っていく必要があると考えています」と明かしている。
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