柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第5話が11月8日(金)に放送される。同作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。完全オリジナルストーリーで描かれ、温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合っていく。

【写真】帽子を目深にかぶり身をひそめる尾野真千子“愛生”

■平穏に暮らす兄弟が“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス

洸人の職場の後輩・牧村美央(まきむら・みお)役にはTBSドラマ初出演の齋藤飛鳥が決定。また、洸人の職場の同期・貞本洋太(さだもと・ようた)役で岡崎体育、美路人が働くデザイン会社のデザイナー兼CEO・船木真魚(ふなき・まお)役で平井まさあき(男性ブランコ)、美路人の同僚の自閉スペクトラム症のアーティスト・小野寺武宏(おのでら・たけひろ)役で森優作が出演中。

さらに、小森兄弟とライオンを監視する不穏な青年X役に岡山天音、小森兄弟を昔から見守る定食店の元店主・吉見寅吉(よしみ・とらきち)役にでんでん、洸人たちに近づく週刊誌記者・工藤楓(くどう・かえで)役に桜井ユキ、山梨県警の刑事・高田快児(たかだ・かいじ)役に柿澤勇人、情報を売るスナックのママ・須賀野かすみ(すがの・かすみ)役に入山法子、楓の後輩記者・天音悠真(あまねゆうま)役に尾崎匠海(INI)が配役。

そして、“ある事件”に大きな関わりを持つ人物・橘祥吾(たちばな・しょうご)役の向井理、小森兄弟の母親・小森恵美(こもり・えみ)役の坂井真紀、洸人の幼少期を演じるドラマ初出演の大角英夫、幼少期の小森兄弟に関係するキーパーソンとして登場する宮崎優、洸人と美路人の異母姉弟の姉・橘愛生(たちばなあおい)役の尾野真千子らが脇を固める。

■これまでの放送では――

市役所に勤務している洸人(柳楽)は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)と2人で凪のような平穏な日々を過ごしていた。両親を早くに亡くしてからは、常に弟のルーティンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終え、デザイン会社で働く美路人を迎えに行く生活を送っていた。

そんなある日、兄弟の前に突然「ライオン」と名乗る男の子(佐藤)が現れる。家に上がり込み「ここで暮らす」と言うライオンに、美路人はパニックになってしまう。洸人は変化が苦手な美路人のため、そしていつも通りの日常を取り戻すため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。

しかし、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、そのメッセージから、幼少期に数年間だけ一緒に暮らしていた異母姉弟の姉・愛生を想起。さらに、ふとした瞬間にライオンの体にあざがあることに気が付く。

その頃、山梨では、祥吾(向井)が必死の形相で行方不明届を提出していた。次第にそれは、“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになる。後日、河川敷で見つかった血の付いた衣類が、行方不明とされていた母・橘愛生(尾野)のDNA型と一致。“橘愛生”は洸人たちの姉で、行方不明の息子・愁人とライオンは同一人物なのか。

さらに数日後、山梨で女性の遺体が発見され、母・愛生の可能性があるというニュースを見てしまったライオンは、ショックから高熱を出してしまう。

その日の夜、洸人と美路人はふとしたことからライオンが最近誕生日を迎えていたことを知る。2人はライオンのために内緒で美央(齋藤)や寅吉(でんでん)、貞本(岡崎)も呼び、ライオンの誕生日会を企画する。

一方、山梨の事件を追っていた記者の楓(桜井)は、刑事の高田(柿澤)に近づき捜査の進捗を探っていた。そこである新事実が明らかになる。

■第5話では――

天音(尾崎)が新宿のキャバクラで働いている愛生の隠し撮りに成功。報告を受けた楓は「愛生が生きている」と独占記事を掲載する。愛生の生存がバレたと知ったX(岡山)は、愛生に今いる場所からすぐに逃げるよう指示する。

翌朝、愛生の事情を知りたい洸人は楓に連絡を取る。高田も記事を頼りに新宿のキャバクラを訪ね、愛生を追うことに。

そんな中、東京の出版社から美路人に絵の仕事が舞い込み、美路人は船木(平井)と一泊で東京出張へ。洸人がライオンと2人で過ごす夜、突如洸人のスマホに「会いたい」と愛生からメッセージが届く。

洸人は愛生の事情が分からない状況でライオンと会わせるべきか迷うが、母親に会いたがっているライオンの様子を見て、美路人とライオンと3人で指定された場所まで会いに行くことを決意する。

――という物語が描かれる。

■愛生は生きていた――ライオンが守る約束とは

公式HPなどで公開されている予告動画では、折り紙をするライオンを優しいまなざしで見つめる洸人や、靴を履こうとする美路人に抱きつくライオンなど、3人の絆と愛情が見え隠れする中、「ライオンのお母さん、お姉ちゃんですか?」と少し怯えた様子で話す美路人の姿などが描かれている。

また、電話をしながら何かから逃げ走る愛生の姿や、「お母さんは?会えなくて寂しい?」と問い掛ける洸人に、「約束だから」と答えるライオンの姿も。

さらに、「虐待があっても子どもは親をかばったり、会いたいって言うんです」と洸人に忠告する美央や、「橘愛生さん生きてますよ」と祥吾に告げる楓、「この計画は水の泡です」と話すX、「もしかして小森さん、事件に関わってます?」と鋭く問う楓の姿などもあり、この先の不穏な展開を予感させる。

ラストには、「ライオンのママに会いに行こうと思ってる」と決意した洸人と、遊園地ではしゃぐ洸人ら3人の姿の一方で、「ライオンが危険です」という美路人のセリフと共に、誰かに連れ去られそうになり泣き叫ぶライオンの姿が映し出されている。

第5話放送を前に、SNS上では「ライオンのママ、生きていて本当によかった」「無事ママに会えるかな…」「Xの存在が気になる」「計画が水の泡とは…?」「泣いてるライオンをつかんでるのは誰!?」「洸人の家族思いが成就しますように」といった声などが上がり、話題となっている。

金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第5話は、11月8日(金)夜10:00よりTBS系にて放送。

※宮崎優の崎は正しくは「立つ崎」

金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第5話では、柳楽優弥“洸人”らが尾野真千子“愛生”に接触を図る/(C)TBS