SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は7月に人々の驚愕と注目を誘った「毛利蘭の髪形を再現したら」について、美容師のさとけんさんに話を聞きました。
2次元キャラの髪形を再現した動画を自身のYouTubeチャンネル「さとけんHair Labo(@satoken_hairlabo)」に投稿している、美容室「CUTLINE」の美容師・さとけんさん。7月に公開した動画では『名探偵コナン』のヒロイン・毛利蘭(以下:蘭ねえちゃん)の髪形を再現していました(なお、同チャンネルでは江戸川コナン、灰原哀の髪形再現動画も公開:関連記事1/2)。
蘭ねえちゃんといえば特徴的なのが、髪の一部がカクンと飛び出たツノのような部分。さとけんさんはこのツノの正体について数ある仮説の中から、「髪の毛が硬く集まってツノ化した説」を採用。
ウィッグの隙間を毛束で埋めていき、髪の毛の密度を高めたうえで、ツノになる部分を長めにカット。ハードスプレーやミストを使って形を整えていきます。他にも「カクカクしたシルエット」や1束だけなぜか離れているサイド部分もセットして、いよいよ蘭ねえちゃんの髪形が完成! その再現度の高さには感嘆のため息がでます。
ねとらぼ編集部では、さとけんさんに当時の作業の様子や、動画への反応などについて聞きました。蘭ねえちゃんの髪形で1番難しかったのは――。
●あのツノも再現! 毛利蘭の髪形を作ってみた
――視聴者さんからの数あるリクエストの中から、毛利蘭を選んだ理由を教えてください。
さとけんさん:リクエスト数(動画のコメント)が多かったことと、コナン君を作ったので蘭ねえちゃんも、というかなり単純な理由です。
――蘭ねえちゃんの髪形を作る際、1番大変だった部分、苦労した部分を教えてください。
3Dで見たときにちゃんとシルエットができてるかどうかですね。ツノの角度や位置もそうですが、前髪やくびれの部分などの方が大変だったと思います。
――ツノ以上に難しい部分があったのですね。仕上がりの満足度はいかがでしたか?
自分で作ったものに100点付けられない性格なので……。完成後の気になるところを挙げたらキリがなくなるということで、適当に87点くらいにしておいてください(笑)。
――自分に厳しいのですね! この動画がバズったときの心境はいかがでしたか。また、特に印象に残っているコメントは何かありますか?
バズっていた意識は全くないですが、Instagram(satoken_hairlabo)も含めてなぜかアラビア語のコメントが大量にあったので、いつもより広い地域で視聴されたんだなと思っていました。
印象に残ったのは「毛利蘭、改め鋭利蘭」みたいな内容の秀逸コメントです(笑)。
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