米ミシシッピ州で4日、男性がダンプトラックの荷台から落ちてきた熱いアスファルトの下に生き埋めとなり死亡した。トラックが誤作動したとみられており、地元警察は「それは恐ろしく悲劇的な事故だ」と語った。この事故ではいったい何が起きたのか、米ニュースメディア『People.com』などが報じた。

4日午前10時半頃、ミシシッピ州の州都ジャクソンで、ダレル・シェリフさん(Darrell Sheriff、41)が熱いアスファルトの下に生き埋めになった。

ダレルさんは土建業者で、当時はアスファルトを供給する「エイジェイマテリアルズ(AJ Materials)」にアスファルトを取りに来ていた。

ところが会社を出る前、ダレルさんはダンプトラックの油圧ホースの異常に気づき、修理のため車両の下に入り込んだ。その時、突然荷台が傾き、積載されていた大量のアスファルトがダレルさんを覆い尽くし、瞬く間に生き埋めとなった。

ジャクソン警察署長ジョセフ・ウェイド氏(Joseph Wade)によると、現場では助けを試みた人もいたが、アスファルトは高温で触れることすら困難なほど熱く、量も多かったため、ダレルさんは為す術もなく致命傷を負った。

ウェイド氏は当時のことを「それは恐ろしく、悲劇的だった。あれは目にしたくない光景だ。ダレルさんの家族は深い心の傷を負った。家族のことを思うと胸が張り裂けそうだ」と語り、哀悼の意を示した。ホリデーシーズンを前に、ダレルさんは家計を支えるため必死に働いており、家族は「彼はとても良い人で勤勉だった」と話している。

同警察署では今回の件について捜査を続けているが、ウェイド氏は「事故として分類されるだろう」と明かしており、このニュースには「なんて恐ろしい死に方だ」「こんな事故が起きるとは信じられない」「家族の気持ちを思うと胸が痛む」など、悲しみや驚きを示す声が寄せられている。

ちなみにカナダでは先月19日、スーパーマーケット「ウォルマート」のベーカリー部門の業務用オーブン内で、従業員の女性が死亡するという事故が発生した。発見したのは同じ職場で働く母親だった。

画像は『New York Post 「Mississippi man fatally ‘buried under hot asphalt’ while working on truck」(stock.adobe.com)』『MoniqueD TikTok「#rip #vir #creatorsearchinsights」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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