北朝鮮の国連代表部は6日、欧州連合(EU)が北朝鮮の人権侵害に関する「決議案」を提出したことを非難する公報文を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

EUは、第79回国連総会第3委員会で北朝鮮の人権侵害を非難する「決議案」を提出した。

公報文は、「提出した『決議案』を主権尊重と内政不干渉を明示した国連憲章と、対話と協力を通じて人権の真の保護・増進を成し遂げるための国連加盟国の努力に背馳する政治謀略文書、対決文書と烙印を押し、全面排撃する」と非難した。

また、「欧州地域に蔓延する人種差別と性暴行、移住民虐待、人身売買、警察暴力など制度的で、広範囲な人権蹂躙行為は世人をして欧州の政客が説教する『人権』うんぬんがどんなに荒唐無稽で、偽善的であるのかを如実に示している」と述べた。

さらに、「EUは、米国の対朝鮮敵視政策に追従して不法非道な反朝鮮『人権』騒動に執着するほど『戦略的独自性』ではなく『戦略的隷属』へ一層深く陥っている自分らの哀れな境遇だけを浮き彫りにするようになるということをはっきり銘記すべきであろう」と主張した。

そのうえで、「(北朝鮮の)人権保障制度と実状がどうであるのかは大陸向こう、大洋向こうにいる偽善者ではなくわが人民自身が評価する」としながら、「人民の幸福で自主的な生を侵奪しようとする敵対勢力のいかなる試みも絶対に許さず、最も責任的で積極的な努力でわが人民の真の人権をよりしっかり守っていくであろう」と強調した。

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