Mrs. GREEN APPLEのフロントマン・大森元貴が2021年2月にリリースしたソロデビューEP『French』に収録された楽曲「メメント・モリ」。その楽曲とリリックビデオの世界観を基にした絵本「メメント・モリ」がこの度、2024年12月14日(土)、15日(日)の2日間、埼玉・所沢のところざわサクラタウンにて朗読劇公演として開催されることが発表された。

【画像】朗読劇の原作である絵本「メメント・モリ」もチェック

出演は、映画『夜明けのすべて』(2024年)や連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021-2022年)、舞台「千と千尋の神隠し」(2024年)などの俳優業をはじめ、アーティスト活動や執筆業、ナレーターとしても活躍する上白石萌音。【死】というものに寄り添い、そして、その先には優しく温かい世界が広がっているという、大森元貴の死生観が映し出された「メメント・モリ」の世界を、上白石の語りと音楽と映像で、柔らかく、そして暖かく紡ぎ上げていく。また、読み手の上白石に加えて、大嶋吾郎、栗山梢による生演奏が朗読劇の世界をさらに彩る。

■原作の絵本「絵本「メメント・モリ」とは

絵本「メメント・モリ」は、Mrs. GREEN APPLEの活動休止中に大森元貴がリリースした楽曲「メメント・モリ」を基にして、同曲のリリックビデオでタッグを組んだイラストレーター・大谷たらふと作品の世界観を絵本として作り上げたもの。“死”というものに向き合い、そして寄り添い、その先には優しく温かい世界が広がっているという大森元貴の「死生観」を感じることができる絵本で、ファンならずとも、子供から大人まで楽しめる作品となっている(2024年11月現在、7刷重版)。

朗読劇「メメント・モリ」のキーマンである大森元貴、大谷たらふ、上白石萌音から届いたコメントを紹介する。

■大森元貴コメント

メメント・モリという楽曲は、僕にとって自分を抱きしめてあげるための大切な存在です。

死の先は未知数であり、また、今生きている ということを常に大切に思うことも簡単なことではありません。出会いと別れが人生にはあり、そんなことに疲弊する日もあります。そして自分もこの世界とお別れする日がいつか来ます。難しいことはよくわからないけど、死というものが別れなのかはじまりなのか、漠然とした恐怖や不安ではなく、なにか温かいものとして感じられるといいなと思い、生まれ、そして絵本になりました。たくさんの方に愛していただいた、そのお話がこの度「朗読劇」になります。

表現がさまざまな形に変わり、また届いていく、作家として本望です。

この方なら間違いないであろうという、上白石萌音さんにお願いできる運びとなりました。

彼女の「言葉」というものに対する真摯な姿勢にメメント・モリをお任せできると確信しております。

こどもも大人も読める絵本を、そしてその世界観がさらなる広がりを見せた朗読劇を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

■大谷たらふコメント

朗読劇化決定おめでとうございます!

メメント・モリ」絵本の絵が描けたことはずっと私の宝物です。

大切な人が傍にいる人にもいない人にも光になるような、世代を越えて語り合える作品だと思います。

楽曲と絵本と舞台ではきっと違う時間の流れ方を感じられるはずですし、

この舞台を通して時間を越えて再び大切な人と繋がり直すような体験ができたら嬉しいです。

どんな朗読劇になるのかとても楽しみです!

上白石萌音コメント

はじめて楽曲を聴いた時、寂しさや不安が温かく包まれ、最後の一文に心臓を掴まれました。その感覚が作品を読み込むほどに強まっています。

深い思慮と感性で紡がれた言葉と音、それと同じ体温で息をしているような絵。

原作が持つやさしい余白はそのままに、行間を豊かに膨ませた脚本がとても素敵です。音楽と合わさることでどう色づくのか今から楽しみです。

“ボク”の新しい出発に立ち会えることをとても幸せに思います。

リスペクトを込めて大切に務めさせていただきます!

朗読劇「メメント・モリ」は2024年12月14日(土)、15日(日)の2日間、埼玉・所沢の「ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールA」にて開催。演出/脚本は鈴木勝秀、音楽監督は大嶋吾郎、出演は上白石萌音、演奏は大嶋吾郎、栗山梢。チケット販売は公式HPでの一次先行が明日11月9日(土)11:00~、プレイガイド先行は11月18日(月)11:00〜、一般販売は12月7日(土)10:00〜。チケットは全て全席指定で8,800円(税込)、親子ペア席は13,800円(税込)。

朗読劇「メメント・モリ」キービジュアル/(C)朗読劇「メメント・モリ」製作委員会