パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>])が、11月2日に放送された(翌週朝7:00-7:30[BSフジ]でも放送)。パンサー・尾形貴弘が、ニッポンの名物どんぶりを求め、全国各地を巡る同番組。前回に続いて千葉県館山市でどんぶりを探し続ける仲、尾形が新たに生まれたマーラの名付け親になる。

【写真】尾形、さすがのセンスでフラダンスの基礎をマスター

マーラの名づけ親になる尾形

今回の舞台は前回と同様、千葉県館山市。尾形がやって来たのは道の駅と併設した植物園動物園である「アロハガーデンたてやま」。出迎えてくださった香取隼人さんに案内してもらいつつ、「最近できたんですか?」と何気なく話を振る。しかし開園から10年ほどが過ぎているという話を聞くと、「全然知らないよ!話題になってますこれ!?」とやや失礼な反応を見せる尾形であった。

動物園植物園、カフェ、みやげ店などが丸ごと併設されている「アロハガーデンたてやま」。ハワイアンな雰囲気の植物園を歩く道すがら、香取さんは「植物は全然詳しくなくて」と笑う。どうやら動物関係の担当である香取さんに、尾形が逆に「あ、パパイヤ!」「甘くないパパイヤもあるんですよね」と解説する一幕も。

「なんか俺の方が詳しくないですか?」と突っ込む尾形に、香取さんも「すごいですね(笑)」タジタジ。「植物好きじゃないから歩くの速いんですよ!動物行きたくてしゃーない!」と絡む尾形だが、香取さんは終始笑顔で対応してくれる。

さらに温室に設置されている滝を見て「ハワイもこういう感じのね、島があるんですよ!」とアツく語る尾形。香取さんから「へえ~!」と感心の声が飛び出すと、尾形はやっぱり「なんで俺が説明しなくちゃいけないんですか!!」と笑う。イジられ上手な香取さんと尾形の相性はバッチリなのであった。

続いては、約40種の動物と触れ合うことができる動物エリアに到着。ようやく香取さんのテリトリーだ。同エリアではヤギと押し合いを楽しんだり、うさぎに似ているがネズミの仲間であるマーラの子どもたちと触れ合っていく尾形。マーラたちの寝床やエサになる草刈りのお手伝いや、実際にエサやりにも挑戦した。「自分の仕事俺にやらせてません?」とまたしても香取さんに絡む尾形だったが、もちろんそんなことはない。実際に「アロハガーデンたてやま」を訪れると体験できるメニューなのだ。

ネズミの仲間であるマーラはとても臆病な性格。餌を置いて離れて観察していたところで、「1つお願いがありまして…」と香取さんから話が。実は尾形に、最近産まれた双子の赤ちゃんに名前を付けて欲しいという。1人娘を持つ父である尾形が考えた名前は、「サン」くんと「キュー」ちゃん。“くん”“ちゃん”とつけたものの、双子の性別はまだわからないそう。現在もスクスク成長している2匹には、「アロハガーデンたてやま」で会えるという。

カピバラと鼻キス

やってきたのは、大人気カピバラと触れあえるエリア。エサをあげながら、触れられる距離感に大興奮で「かわいい~!」と喜びの尾形は、鼻と鼻を触れ合わせて「すごいわ!」と感動しっぱなしだ。

「やっぱ草食系がいいですね」と語っていた尾形に、ここで突然のミッションが。「39秒でオスのカピバラを見つけろ!」というもので、5頭いるカピバラのなかから1頭だけいるオスを見つけ出せというミッションだ。さっそく限界までかがんで、カピバラのお腹を観察していく尾形。だが隅で座っているカビバラはお腹が見えない。そこで香取さんから「なでていただければ、もしかしたらお腹出して…」とアドバイスが。しかし尾形の遠慮がちなスキンシップでは微動だにせず、そのままタイムアップを迎えるのだった。

尾形は最後のお腹を見せてくれなかったカピバラをオスだと予想。しかし残念ながらその子はメスで、ミッションは失敗に終わってしまう。なおカピバラのオスメスを見分けるコツは“鼻のてっぺん”にある。成熟したオスにはコブ“モリージョ”がついているので、そこを見ればオスメスの区別は簡単なのだそうだ。

その後、尾形は「アロハガーデンたてやま」で1番人気のあるイベント“フラダンスショー”を見に向かう。しかも今回はダンスの体験をさせていただけるらしく、講師の小田さんからレッスンを受ける尾形。短い練習時間ではあったが、本番でもなんとか小田さんの動きについていく。元の運動神経が高い尾形だけに、さすがのセンスというべきだろう。

「アロハガーデンたてやま」での体験を終えると、新たにどんぶり探しに向かう尾形。目に留まったのは「海老天 玉どん」とポスターが貼られた民家だった。チャイムを鳴らしつつ、「民家だよこれは完全に…」とオドオドする尾形。出迎えてくれた長谷川裕久さんによれば同店は“民家のような飲食店”ということで、尾形も「実家帰って来たみたいだ」とつぶやいていた。

見た目は完全に一軒家の隠れ家的なお店「永家」。元々は恵比寿でお店を営んでいたそうだが、子どもが生まれるのにあわせて実家でお店を開いたのだという。

地元で獲れたエビ、タイやアジ、タコ、カキなど地元の海鮮を使ったこだわりの「海鮮天丼」をいただく…直前でいつもの「39秒ノーカット食レポを成功させろ!」がやってきた。大きなエビ天へかじりつくと、「エビのこの…筋肉感じます!!」と声のボリュームで戦う尾形。さらに館山の海や波を感じるとアピールするのだが、どうしてもまとまらず失敗という評価に。

あんたやってみろよ!じゃあ!大将!」とやぶれかぶれになるシーンもありつつ、タレ大好きな尾形はお店こだわりの追いダレでテンション回復。衣がふやけないように少し固め、少し甘めの調合だという。時間もミッションも気にせずいただく段になると、夢中になってかきこむなど改めて大絶賛を送るのだった。

■どんぶりのほかにもさまざまな体験をしてきた尾形

「アロハガーデンたてやま」を中心に、さまざまな植物や動物、そしてフラダンス体験まで満喫した尾形。また新しく生まれて来たマーラに名前を付けるなど、これまでよりもさらに濃い経験で旅の想い出を残すのだった。

今回特に印象的だったのは、やはり案内を担当いただく施設スタッフとの相性は大事だということ。イジり・イジられ両方とも対応している尾形の守備範囲は広いものの、やはり振り回す側に回った方がトークを回しやすいようだ。香取さんとのやり取りを見ると、尾形のキレが一段と増しているように見える。

次回は群馬県へ向かうという告知もあった「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」。場所とどんぶりだけでなく、人との出会いも旅の大事な醍醐味だ。11月9日(土)の次回放送にも期待したい。

「パンサー尾形のどんぶり旅」/※提供画像