何やらありがたそうなモノや場所があると、硬貨を投げて、お願いをしがちなところは世界的な共通心理なのかもしれない。
インドでも聖なるガンジス川に硬貨を投げ入れる風習があるが、その硬貨を回収して生活費にしている人もいるようだ。
どうやって回収しているのか?その様子が撮影された動画が話題となっていたが、磁石で作った道具を使うようなんだ。
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ガンジス川の水中から磁石で硬貨を集める
ガンジス川はご存じの通り、ヒンドゥー教徒にとっては神聖な川である。なぜなら、ガンジス川の水は人間の罪を洗い流し、消し去ってくれるからだ。
だから人々はガンジス川で沐浴をし、死ねばガンジス川のほとりで火葬にして、残った灰と骨をその水に委ねるのだ。
そんな聖なる川に、人々は硬貨(コイン)を投げ入れて祈る。日本人が寺や神社でお賽銭を上げるのと同じような気持ちなのだろう。
さて、この男性は、ボートの上からロープを手繰っている。彼は別に漁師ではない。ロープの先には漁網ではなく、強力な磁石が複数ついているのだ。
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ロープを引き上げると、そこには強力な磁石が結び付けられている。そしてその磁石には、なんと硬貨がいっぱい貼りついているではないか!
集めた硬貨や金属は生活費に
何と男性はこうして硬貨を回収し、日々の生活費に充てているんだとか。撮影者の質問に、男性は次のように答えている。
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このお金のおかげで、自分の家族は生きながらえているんだ。稀に銀や金が手に入ることもあるよ
つまりこの男性一家にとっては、磁石でこうして集めたお金が、唯一の収入源というわけなのか?
あり得る?あり得ない?動画の真偽はまだ不明
この動画は今年の3月に投稿されたものだが、最近になってインドで話題となり、再生回数は一気に630万回を越えた。
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動画にはインド国内外から多くのコメントが寄せられているが、そのほとんどはこの映像がフェイクだとするものだった。
- なんで磁石の片側にだけ硬貨がついているんだろうね?
- そもそも、硬貨って磁石に貼りつくの?
- 母なるガンジスの名を汚すな!
- ガンジス川の深さがどのくらいだと思ってるんだ?あり得ないよ!(※平均の深さは約17m)
- あの磁石を買うための元手はどうしたんだ?
- 金や銀が磁石にくっつくんだ、へー
- こいつもSNSでいいねを稼ぎたいだけだろ
- まあ、硬貨はともかく再生数は稼げたよね
磁石に貼りつく金属は、鉄・ニッケル・コバルトの3種類だけである。インドの硬貨は、かつてはニッケルが使われていたものもあるが、現行のものは洋銀や白銅、アルミニウム、ステンレス鋼が主な原料となっている。
ネットで探した限りでは、現在流通している中にも磁石につく硬貨があるようだが、今回の動画に登場する硬貨はどれもそう古いモノには見えないよね。長い間、あの恐ろしく汚いガンジス川の底にあったとは到底思えないんだよな。
この動画の真偽はまだ判明していないようなんだが、みんなの意見はどうだろうか。
References: Boy Throws Magnets Deep Into The Ganga, What Gets Stuck Keeps His Family Alive | Watch[https://www.news18.com/viral/boy-throws-magnets-deep-into-the-ganga-what-gets-stuck-keeps-his-family-alive-watch-9109601.html]
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