マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、公式記録上ではキャリア初の公式戦4連敗を喫した。
グアルディオラ監督は2008年7月にバルセロナBから昇格する形でトップチームの指揮官に就任すると、4シーズンでチャンピオンズリーグ(CL)2回、ラ・リーガ3連覇、コパ・デル・レイ2回、FIFAクラブワールドカップ(W杯)2回など数々のタイトルを獲得。公式戦247試合を指揮して179勝47分21敗という圧倒的な成績を残した。2013年7月からはバイエルンを指揮し、ブンデスリーガ3連覇、DFBポカール2回、FIFAクラブワールドカップ1回などのタイトルを獲得。そして、2016年7月から指揮を執るマンチェスター・シティでは、就任2年目からプレミアリーグを2連覇。2019-20シーズンはリーグタイトルを逃したが、2020-21シーズンから前人未踏の4連覇を果たしたほか、2022-23シーズンはクラブ史上初となるCL制覇に導き、FAカップは2度、リーグカップは4度制覇した。
しかし、今季は負傷者の多さに悩まされ、10月30日のカラバオカップ4回戦トッテナム戦から、11月2日のプレミアリーグ第10節ボーンマス戦、5日のCLリーグフェーズ第4節スポルティング戦で3連敗。そして、現地時間9日に行われたプレミアリーグ第11節ブライトン戦でも逆転負けを許し、公式記録上では監督キャリア初となる公式戦4連敗を喫した。
グアルディオラ監督はバイエルンを指揮していた2014-15シーズンにDFBポカール準決勝、ブンデスリーガ第31節、CL準決勝1stレグ、ブンデスリーガ第32節で4連敗を喫している。ただ、DFBポカール準決勝はPK戦の末に敗れており、公式記録上では引き分け扱い。そのため、今回のブライトン戦での敗戦が公式記録上ではキャリア初の公式戦4連敗となった。なお、同監督のトップチームにおける通算成績は、公式戦898試合を指揮して、663勝123分111敗となっている。
【ハイライト動画】マンチェスター・シティ vs ブライトン
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