2024年11月8日、韓国・ソウル新聞は「英ロンドンで5~7日(現地時間)にワールド・トラベル・マーケット(WTM)2024が開催され、韓国観光が注目を集め、過去最高の実績を収めた」と伝えた。
WTMは毎年、約180カ国が参加する世界最大の観光博覧会の一つ。今年は前年より7%多い約4000の機関が参加した。
韓国観光公社は地方自治体、旅行会社、航空会社、ホテルなど21の機関と共に173.25平方メートル規模の広報館を設置し、会期中に約4100人が訪れ、751件の商談が成立したという。予想実績は296億7000万ウォン(約32億5600万円)、誘致人数1万3725人に達する。記事は「韓国観光に対する高い関心の現れ」だと評価している。実際に今年は1~9月に欧州から86万人が訪韓し、前年同期比約25%増の過去最高記録を達成しているという。
ある旅行会社の社長は「この仕事を始めて40年目だが、韓国の地位が変わったことを実感している」といい、「最近は韓国と取り引きしたいという要請が増え、ポーランド、ルーマニア、メキシコに支社を置くことを検討している」と明かした。
WTMは昨年から全面的に企業間(B2B)博覧会に転換されたが、韓国館を訪れた海外の業界関係者は「子供が最近、K-POPをはじめとする韓国文化にハマった」人が多かったという。別の旅行会社の副社長は「英国からの顧客はこれまで老年層が大多数だったが、韓流の影響で新婚夫婦、子供を含む家族連れなどに層が広がった」と話している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「問題は一度来たら二度目はないこと。観光商品を開発しないとね」「そうしてやって来た韓国は、特に見どころがない。芸能人の名前を付けた通りとか、しょぼいドラマ撮影地とかくらい。外国人と見るとすぐにぼったくるし呼び込みもしつこい。これじゃ二度と来ないという外国人も多くて当然だ」「そう、見どころがない。来たらものすごく後悔するぞ」「クッポン(極端な愛国主義)も大概に。本当に韓国観光が人気なら、年間の訪韓外国人数が数千万人くらいになる。スペイン、フランス、イタリアは4000万人が訪れるよ」「せっかくのチャンス、観光産業をもっと活性化させないと」など、冷ややかなコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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