相手を決めつけるような発言はトラブルの元だろう。大阪府在住の50代女性は退職する決め手となった、上司のある一言がいまだに許せないという。
その上司は税理士で、女性は「先生」と呼んでいた。ある朝の「先生が事務所に出勤してきた時の話」が発端だった。(文:湊真智人)
軽率に決めつける言動は以前から「流石に退職の決心にトドメを刺した」
自宅から車を出そうとしたが、「隣人の車が邪魔で出せず遅くなった」と話す先生。今までに何度か同じ目に遭っていたそうだ。また「隣人が殴り合い沙汰の問題も起こしたというエピソード」も飛び出したという。
これを聞いた女性は、
「あまりガラが良くないですね」
と率直な感想を口にしたところ、先生はそれを悪く捉えたようで
「あなたもガラ悪いとこ出身やん」
と予想外の攻撃的な一言を浴びせてきた。自分の住んでいる地域が「ガラが悪い」と言われた気がしたのだろうか。これに女性は、
「私は現在、文教地区と言われる地域に住んでいるために全く的外れな一言に『?』となった」
と違和感を語る。確かに「文教地区」とは大学や図書館などの教育施設が多く集まる地域のことで、「ガラが悪い」とは程遠い。しかし、女性のリアクションに先生は「◯◯に住んでたって言ってたやん」と追い打ちをかけてきた。
しかしそこは、「今は亡き父母が結婚時に戸籍とした地」で、親の都合で仕方なく戸籍にしていた住所だった。進んで住んでいたわけでも「出身地でもない」と言い、やはり見当違いも甚だしかった。
「全く事情も知らずに軽率に決めつける先生の言動はこれに限らずあったが、流石に退職の決心にトドメを刺した」
と語る女性。些細な言い合いから積もり積もった我慢が限界を迎え、退職を決意した。しかし先生に反省の色は見えないようで、最後にこう述べている。
「ちなみにこの言動を含む数々の失礼な言動について、退職の意を伝えた現時点においても全く謝罪は一度も受けていない」
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