気象庁11月11日、気象衛星「ひまわり9号」の観測に問題が発生し、一部の雲の画像が提供できない状態になっていると発表した。台風や火山灰の監視などに影響が出ているという。不具合の原因は調査中としている。

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 障害は同日4時ごろから発生。雲や地表などから放射される赤外線を観測する「赤外画像」や、大気中の水蒸気などを観測する「水蒸気画像」などが提供できない状態になっている。これにより、ひまわりが撮影した画像を見られる公式サイト「気象衛星ひまわり」などのコンテンツが更新できなくなっているという。なお雲や地表面によって反射した太陽光を観測する「可視画像」は正常に提供できているとしている。

 気象庁は「警報・注意報などの発表に支障はない」と説明。今後随時、最新の情報を公表するとしている。

気象庁、気象衛星「ひまわり9号」で障害と発表(画像は公式サイト「気象衛星ひまわり」より)