1988年に日本で公開された映画「ラストエンペラー(邦題)」。清王朝最後の皇帝「溥儀」の、時代に翻弄された生涯を描いた作品で、同年の第60回アカデミー賞では作品賞をはじめとする9部門に輝いた。メインテーマは、映画に出演者としても名を連ねた音楽家・坂本龍一さんが手がけた「The Last Emperor」だ。
伝統楽器を使用した美しくもどこか物悲しい旋律に、いまも多くのリスナーが魅了されるが、今年のパリ五輪で2大会連続の金メダルを手にしたスケートボード選手・堀米雄斗(25)もそのうちの一人のようだ。しかし、この曲と堀米をめぐって、SNSでは思わぬ注目が集まっている。
物議を醸したのは、堀米が11月8日にインスタグラムに投稿した内容。10月30日、赤坂御苑で開かれた園遊会に出席していた堀米は、投稿で天皇皇后両陛下と対面した際の報道写真のスクリーンショットを公開した。そして、投稿の“BGM”として堀米が使用したのが、「The Last Emperor」だったのだ。
陛下のお写真に対し、”最後の皇帝”というタイトルの付いた楽曲をBGMとして選択してしまった堀米。この“選曲”に、Xでは溥儀の運命を知るユーザーから《あまりにもダメすぎる》《堀米くんちょいちょい常識ねぇな…と思うとこ結構あったので納得》《ラストにしないでくれ》と批判が続出。投稿は11日昼までに削除された。
辛辣な意見が上がったいっぽうで、堀米が「The Last Emperor」を使用したことに他意はないとして、擁護する声も相次いでいる。
《きっと悪気全く無かったんよね 坂本龍一のラストエンペラーの曲が厳かな感じしたなのよね》
《私は悪い印象を持ちません》
《全力でエンペラーに繋がるワードを探したんでしょう》
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