中国上海市にこのほど、非接触で使用できる公衆トイレが初お目見えした。上海のテレビ局・東方衛視が7日付で伝えた。
市民が「テクノロジー感がすごい」との反応を示すこのトイレが設置されたのは、静安区内にある地下鉄・武定路駅近く。銀色の現代的な外観を備え、ドアは手をかざすだけで開け閉めできる。施錠は自動だ。便座に敷くシートも用意され、使用後の水はレバーに触れずに流せる。手洗いの際も手をかざせばせっけんや水が出て、各個室の使用状況は設置されたパネルに表示される仕組みだ。
非接触の公衆トイレ
付近に団地や学校があるためここを訪れる人は多く、子どもを学校に送り迎えする時にトイレがあることに気付いたという男性は「とても新しくて清潔です」と述べて、トイレが備えるいっぱいのテクノロジー感に言及した。また、近くで働いている別の男性もテクノロジー感が最も印象に残ったとコメントした上で、「設備が整っていて清潔です」との感想を語った。
非接触の公衆トイレ
区の緑化市容局環境衛生管理課の担当者は「近年の衛生意識の高まりに伴い、公共の場所の環境衛生に対する要求も高まっている」と紹介しており、非接触式の公衆トイレは市民により清潔で快適なトイレ環境をもたらしている。(編集/野谷)
非接触の公衆トイレ
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