「年収の壁」引き上げのリーダーとして「時の人」となった国民民主党の玉木雄一郎代表に、まさかのスキャンダル爆弾が投下された。
写真週刊誌「FLASH」が報じた「元グラドルとホテル密会不倫」がそれだが、11月11日に玉木氏は国会内で記者会見を開くと、報道を「おおむね事実」と認め、家族に叱責されたことなどを打ち明けた。
ここで玉木氏を襲撃するのは、自らの過去の発言だ。SNSで発信した投稿が「ブーメラン」になって戻ってきたのである。
今年4月、パパ活不倫報道で議員辞職した自民党・宮澤博行氏について、玉木氏はXで持論を展開した。
〈政務三役にもセキュリティクリアランスが必要なことを示している。週刊誌で報じられた事案は防衛副大臣就任以前の話であり、現在の仕組みではチェックから漏れていたわけだから、新たなシステムが必要だ。性的行動をチェックする国民民主党の修正案を取り入れてもらいたい〉
今回は写真週刊誌が、玉木氏に代わって「性的行動」をチェックしたことになる。玉木氏の言い分を支持するならば、政治活動の名のもとにホテル密会不倫を繰り返していた人物が党の代表というのは許されるのか、との議論に発展してもおかしくはなかろう。
「年収の壁」の前に、公人中の公人としての「下半身の壁」ぐらいはきちんと構築しておかないと、どうにも説得力が…。
(高木莉子)
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