宮内庁は11月10日、天皇皇后両陛下が大分県に訪問された際の様子を公式Instagramで公開しました。これらの投稿には記事執筆時点、総数で約32万件の“いいね”が寄せられています。
●天皇皇后両陛下、大分県を訪問
両陛下は9日、水産業の活性化などを目的とした「第43回全国豊かな海づくり大会~おんせん県おおいた大会~」の式典に出席し、あわせて地方事情を視察。大分県種苗生産施設(国東市)、ホテル日航大分オアシスタワー(大分市)、別府港4号埠頭(別府市)を訪れました。
両陛下はホテル日航大分オアシスタワーでは、第43回全国豊かな海づくり大会 絵画・習字優秀作品を観覧し、漁業関係者と懇談。また別府港4号埠頭では、第43回全国豊かな海づくり大会 海上歓迎行事を観覧し、稚魚などの放流行事に参加しました。
宮内庁のInstagramが10日に公開したのは、両陛下が同施設とタワーを訪れた際の写真と動画。天皇陛下はスーツに薄い水色のネクタイ、皇后さまは青色のジャケットにパンツを着用。天皇陛下のネクタイの色と合わせたコーディネートとみられます。
天皇陛下は全国豊かな海づくり大会で「ここ大分でも、資源管理と一体となった栽培漁業や、ブリやヒラメなどを始めとした魚類や貝類の養殖業の振興のほか、ブランド化に早くから取り組み、全国でも有数の水産物の生産地となっています。こうした取組を、長年にわたり続けてこられた皆さんの努力に深く敬意を表します」「地球温暖化や海洋プラスチックごみの問題など、国際的な課題も生じている中で、漁業関係者の皆さんの御苦労も多いことと思います」と、漁業関係者をねぎらいました。
また「『つなぐバトン 豊かな海を 次世代へ』をテーマに、大会始まりの地で行われる今回の大会を契機として、全国各地において取り組まれてきた豊かな海づくりの活動に、皆さんの英知と努力を再び結集し、更に発展させていくことを期待します。そして、人々の海や水産業への関心と理解がより深まり、豊かな海づくりの輪が、ここ大分の地から全国へ、そして未来に向けて大きく広がっていくことを願い、私の挨拶といたします」と希望を語りました。
●フォロワー数は180万以上に
宮内庁は4月1日にInstagramでの発信を開始しました。11月12日現在のフォロワー数は180万人以上となっています。
これまで同アカウントでは、宮内庁が管轄している御料牧場(栃木県)で過ごす両陛下と愛子さまのオフショットや、両陛下の英国訪問での晩さん会出席やオックスフォード大学訪問の様子などに、国民の関心が寄せられていました。
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