小説のような体験ができる探索ホラーゲーム『御祝呪』11月7日よりSteamにて配信中だ。

雰囲気のある粗めのグラフィックが特徴の一人称視点探索ホラーゲーム。本作は1980~90年代の日本家屋を舞台に、人気の高い日本的な時代背景・情緒表現をテーマにしている。

主人公の「道川環子」は、団地で母と二人で暮らしている。見知らぬ天井の下で目を覚ました環子の目の前には、祖父、祖母、叔母、私の4枚の遺影があった。残された奇妙な儀式や信仰の痕跡を目にしながら、環子は閉鎖空間からの脱出を目指すことになる。

プレイヤーは、脱出につながる部屋の鍵や手がかりを取得することで道を開きながら、自分がここにいる理由、部屋主の目的や呪いを解き明かしていく。

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(画像は『御祝呪』Steamストアページより)

本作には、プレイヤーを脅かす「敵」やバトルは存在しない。重要なのは敵を警戒することではなく、ドキュメントや手がかりを見逃さない“観察力”と、登場人物たちの想いを読み解く“想像力”という。

なおプレイヤーの選択により、結末は変化する。残された痕跡や手紙を通じ、すべての出来事を理解することが環子の助けになる。

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(画像は『御祝呪』Steamストアページより)
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(画像は『御祝呪』Steamストアページより)

作中に登場する楽曲は、イガク」「人マニアで知られる原口沙輔氏、ボッカデラベリタ」「ラブカ?」など数々の人気曲を手がけた柊キライ氏ら気鋭のトラックメーカーたちが参加している。

また、本作の世界観やシナリオ構築は、祈り・呪い・祝いといった、時に純粋で時に倒錯した感情と血縁をテーマに。愛して愛して愛してきくお)」「トゥルーセラピー(柊キライ)」などの楽曲に動画・イラストを提供した動画クリエイターさしみやま氏が担当する。

SNSでは、「曲がいい」という声のほか、「ストーリーを読み解くのが面白い」「考察がはかどる」などの評価が確認できた。

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