ブラジルの“名門”サントスが、1年での1部リーグ昇格を決めた。
クラブ創設112年の歴史において、2024シーズンは初めてセリエB(2部リーグ)を戦ったサントス。しかし開幕前から、V・ファーレン長崎との契約を残していたファビオ・カリーレ監督を“強奪”した上で、違約金等の支払いを拒否するなど好き勝手に振る舞い、一時は国際サッカー連盟(FIFA)を巻き込んだ騒動にまで発展していた。
そんな中で開幕を迎えたサントスは、開幕3連勝と幸先の良いスタートを切ると、途中で4連敗を挟んだものの、前半戦を首位でターン。後半戦は3位以内をキープし続け、第31節ミラソウ戦での勝利で首位に再浮上した後は、その座を明け渡すことなく、11日の第36節コリチーバ戦を2-0で制し、2試合を残してセリエA(1部リーグ)復帰を決めている。
また、カリーレ監督が率いる現チームには、MFディエゴ・ピトゥカやMFジョアン・シミッチといった“元J戦士”も在籍。鹿島アントラーズで活躍した前者はリーグ戦34試合、名古屋グランパスと川崎フロンターレで活躍した後者もリーグ戦31試合に出場するなど、両者ともに主力として“名門復権”の第一歩となる昇格に貢献している。
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