2024年11月11日、韓国メディア・韓国経済は「インドネシア1位のインスタント麺ブランドが『韓国ラーメン』という商品を発売し、韓国のガールズグループ『NewJeans』を広告モデルに起用したことが『知的財産権の侵害』だと物議を醸している」と伝えた。

記事によると、インドネシア最大のインスタント麺ブランド「インドミー」は先月31日、NewJeansをアンバサダーに任命して「韓国ラーメン」シリーズ3種を発売したと発表した。商品のパッケージには韓国語で「韓国ラーメン」と書かれており、英文表記も日本式の「Ramen」ではなく韓国式の発音で「Ramyeon」と書かれている。

世界的人気を誇るNewJeansが出演した広告動画は、公開からわずか1日で再生回数が約100万回を記録した。NewJeansメンバーが「本当においしい、インドミー」と韓国語で話す姿が現地の消費者の関心を集めたという。

ところがこれに対し一部から「K‐POPや韓国ドラマなど韓国コンテンツの人気により韓国のインスタント麺が注目を集めている状況で、インドミーが韓国の知的財産権を侵害している」と指摘する声が上がった。

韓国特許庁は「韓国ラーメンがインドネシア特許庁に出願、登録された商標であるかどうかは分かっていないが、現地で販売中の韓国ラーメンを現地の消費者が韓国産と誤解する余地はある」と指摘しつつも「今回の件が制裁の対象になるかどうかについてはより専門的な検討が必要だ」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国人として良い気はしない」「パッケージに名前にNewJeansまで…。韓国のインスタント麺と間違われてもおかしくない。ほぼ詐欺レベル」「こんなにも強く韓国を連想させる商品を販売するのは問題だ」「外国の企業がハングルを表記して韓国で作られたかのように売っている商品を韓国の歌手が堂々とPRするのはなんか違う」などの声が上がっている。

一方で「韓国でインドカレー、フランスクロワッサン、アメリカピザを販売したら問題になるの?」「それなら長崎ちゃんぽんやパリバゲット(韓国のベーカリーチェーン)も誤解の余地がある」「ブランドがインドミーなのだから韓国産と勘違いする人なんていないよ」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

11日、韓国メディアは「インドネシアのインスタント麺ブランドが『韓国ラーメン』という商品を発売し、『NewJeans』を広告モデルに起用したことが物議を醸している」と伝えた。資料写真。