讃岐のソウルフードといえば「うどん」だ。自ら「うどん県」と称するほど、うどんには深いこだわりを持つ香川県は、2015年7月1日、ある協定を結んだ。

その協定とは、地震など大規模な災害の発生時に、うどんなど麺類の供給に関するもの。「災害時における麺類の調達等に関する協定書」だ。香川県は、同県製粉製麺協同組合と本場さぬきうどん協同組合を相手に、この協定書を締結した。

「やっぱりうどん県」――と微笑ましくなってしまうような話題だが、考えてみれば重要な防災対策である。避難所などで配られる非常食はなかなかのどを通らないというが、日ごろ慣れ親しんだうどんなら心強い助けになるはずだ。さすがうどん県民の心情に精通した、香川県の配慮というべきか。

なお同様の協定は、岩手県(乾麺、生麺)、群馬県(麺類)、東京都(即席麺)、長野県(そば)にもあり、今回の協定は5例目。しかし香川県のそれは、ひときわ重い気がしないでもない。

讃岐うどん。写真はイメージ(Ryosuke Sekidoさん撮影,Flickrより)