中国サッカーで汚職撲滅の動きが続いているようだ。中国『新浪』などが伝える。
11日、中国のサッカー記者、李平康氏が自身のSNSに「李鉄(リー・ティエ/※)が逮捕されてちょうど2年…再び始まった。今季終了後に連行される有名なコーチが1人、すでに連絡が取れなくなった中国2部の現役選手が1人いることがわかった」と発進。国内で波紋を広げた。
(※)元中国代表選手、元中国代表監督。22年11月に八百長・贈収賄で逮捕され、以来収監中
「この現役選手は、『連れ去られた』。ここで名前を出すのはやめておくが、この1年、この選手の名前を頻繁に聞いていたから、おそらくあらゆる面で“クロ”とみなされている。彼が戻ってくるかはわからない」
習近平体制で官民の汚職撲滅を続ける中国。かつてのスター選手だった李鉄以外にも、今年9月には違法賭博と八百長でサッカー関係者「43名」が一斉に永久追放となった事例も。
2022年以降、中国サッカー関係者の汚職がらみによる逮捕は「128名」。うち選手が「61名」を占めたと公表されており、すでに「34名」が懲役刑を科されている。
今回、李平康氏の発信により、汚職撲滅の動きが続いていること、“芽”を摘みきれていないことが明確に。
氏は「今回逮捕されるのは誰ですか?」とリプライしてきたユーザーに対し、やはり選手名を伏せつつも「湖南省での問題」と返信したそう。国内サッカーファンの間では、疑わしき人物の絞り込みが始まっているという。
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