葬式での予想外の出来事は、印象に残り続けるようだ。宮城県在住の50代女性は20年前の「祖母のお葬式」での出来事を投稿した。
大人から順に骨上げを行い、小学生の子ども4人に順番が回ってきた。二人組で行うため、「兄弟同士で組めばいい」と女性が考えていた矢先、彼らは
「誰と組む?」
「裏表で決めよう!」
「裏~表 ♪」
と「元気な声」で歌いだしてしまった。(文:湊真智人)
収骨の厳粛な雰囲気はどこへやら、「『えっー僕、◯◯が良かったー』とゴネる子がいたり…」と子どもたちはお遊び感覚だったようで、「火葬場の係員の方の冷たい視線を感じました」と話す。しかし状況とのギャップからか、
「注意する前に子どもたちの発想が面白くてウケてしまいました」
と、振り返る。ただ、微笑ましい光景だろう。
同じ女性が、愛犬のお葬式についても印象的なエピソードを明かした。今から13年前の出来事である。
火葬を依頼した業者の「オジさん」は、「紺色の作業服にサンダル」で現れた。これが「不愉快でした」と女性は語る。
「大事な家族が亡くなっているのに、ネクタイまでしろとは言わないけど、スラックスにワイシャツくらい着て欲しかったです」
「サンダルも失礼過ぎます」
確かに、ペットとはいえ葬儀の場にサンダルとは、違和感を抱くのも無理はない。
そして火葬の直前、その葬儀業者は「お祈りを始めます」と言ったかと思うと、
「眠れ~…何とかかんとか…」
と歌いだしたという。女性は悲しみのあまり「耳に入って来なかった」というが、「夫と子どもたちは必死に笑い堪えながら肘を突き合ったり」していたという。真剣にペットの死と向き合っていた女性にとっては、不本意だったろう。
その「祈りの歌」は必要な儀式なのかと思いきや、数年後に知人が火葬を依頼した際には歌われなかったという。やはり遺族から苦情が出てやらなくなったのかもしれない。
数か月前にもペットを亡くしたという女性。だが当然のように、こう記している。
「4ヶ月前に亡くなった子の時は、当然そこは避けました」
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