2024年11月12日、韓国・デジタルタイムスは「韓国国民の約半数が『結婚しなくてもいい』と考えていることが分かった」と伝えた。
統計庁は12日、昨年5月15~30日に全国の約1万9000世帯、約3万6000人(満13歳以上)を対象に実施した調査の結果をまとめた「2024年社会調査」を発表した。回答者のうち「結婚はするべきだ」と答えた人の割合は52.5%で、2年前の調査に比べ2.5ポイント上昇した。「結婚してもしなくてもいい」は41.5%、「するべきではない」は3.3%で、国民の約半数が結婚をしなくてもいいと考えていることが分かる結果となった。
「結婚はするべきだ」と答えた男性は58.3%で、女性(46.8%)を11.5ポイント上回った。未婚男女に限って見ると、男性が41.6%、女性が26.0%となっている。年代別で見ると、10代33.7%、20代39.7%、30代43.9%と、年齢が上がるほど「結婚すべき」との回答率が上がり、60歳以上は72.3%に達した。
結婚しない理由は「結婚資金が不足している」が31.3%で最も多く、「出産と養育が負担になるから」(15.4%)、「雇用状態が不安定だから」(12.9%)と続く。未婚女性の場合、「結婚の必要性を感じないから」(19.1%)という回答も多かった。
「結婚しなくても子どもをもうけていい」と考えている人は37.2%で、2年前より2.5ポイント上がった。12年(22.4%)から上昇を続けているという。「結婚したら子どもをもうけるべきだ」との回答は68.4%で、2年前より3.1ポイント上昇した。
最も効果的な少子化対策を尋ねる質問に最も多かった回答は「住居の支援」で33.4%だった。「若者の雇用創出、就業支援」(20.8%)、「仕事と家庭を両立できる職場文化づくり」(14.0%)などが続いた。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「金のある人だけが結婚して子どもを産む時代」「金がなければ結婚しないのが正解だよ」「住宅価格が高すぎるからな…」「自分は絶対に結婚しない。自分の幸せのためだけに生きるつもりだ」「こうして大韓民国は消滅するのか」「結婚適齢期に十分な財産を持ってる人などいない。欧米も日本もそうだけど、韓国はどうしてこんなにもひどい状況なのか」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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