マジョルカは12日、FWアブドン・プラツと2028年夏まで契約を延長したことを発表した。
マヨルカ島の“英雄”が、生涯のクラブと新たな契りを交わした。1992年12月7日生まれのアブドンは現在31歳。故郷マジョルカのカンテラ出身で、2011-12シーズンにトップチームデビューを果たした後、一度はクラブを離れたものの、2017年夏にラシン・サンタンデールから復帰した。ここまでクラブ公式戦通算251試合に出場し54得点を記録。昨シーズンはコパ・デル・レイ(国王杯)で大会得点王となる6得点を挙げ、21年ぶりにファイナルへと導いた他、2018-19シーズンのラ・リーガ昇格プレーオフ決勝戦デポルティーボ戦や、2021-22シーズンのラ・リーガ残留を決めたラージョ・バジェカーノ戦など、クラブ史の“分岐点”に大仕事をやってのけてきた。
アブドンは、昨年11月に2026年夏までの新契約にサインしていた中、さらに2年間延長することに。現行契約が満了する4年後の夏には35歳を迎えている同選手は、「とても幸せだよ。ここマジョルカでスパイクを脱ぎ、カンテラから上がってくる若手選手たちを手助けする、という目標への新たな一歩を踏み出した瞬間だ…。僕は、人生のクラブが成長し続けられるように、自分が経験したことのすべてを捧げたいと思っているし、そうできていると信じている」とクラブ公式サイトにて語っている。
いよいよ、マジョルカを象徴する選手から、伝説へとなり始めているアブドン。この“英雄譚”に、今後も要注目だ。
【動画】マジョルカがアブドンとの契約延長を発表
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