2013年、緑あふれる二子玉川駅界隈に開園したのが「二子玉川公園」だ。

【写真を見る】明治43年ごろ建設、大正8年に瀬田に移築されたものを復元した旧清水邸書院

すぐ南に多摩川が流れているため、最先端の都市にいながら常に自然を感じることができる。駅周辺でショッピングなどを楽しんだその足で、すぐに自然と触れ合えるロケーションが最大の魅力だ。

世田谷区民と共に約1400本の苗木を植樹した「世田谷いのちの森」や、公園サポーターが育てる花壇「ナチュモコガーデン」など、住民参加型の公園として意欲的な試みが成されている。

また、世田谷区立の公園としては初となる、本格的な回遊式の日本庭園「帰真園」があり、多摩川の源流から二子玉川までの自然と文化を、散策しながら楽しむことができる。その一部に、世田谷区登録有形文化財である「旧清水邸書院」(日曜・祝日・第2月曜に開館。9:00~16:30)を復元。明治末期に建てられた近代和風建築として、歴史的価値の高い建築物だ。

晴れた日には、眺望広場から丹沢や富士山などの山々も見渡せる。二子玉川の過去と現在、自然と文化を感じられるオアシスとして、ゆったりと過ごしたい。【東京ウォーカー

ユニバーサルデザインを取り入れ、誰でも見やすい帰真園