国家公務員と言えども、上司次第でブラックな職場になることもあるようだ。投稿を寄せた東京都の30代後半の男性(年収550万円)は10年ほど前、国家公務員2種(現在の一般職)に合格し入庁した、いわゆる「ノンキャリ」だという。

「激務の連続で、深夜帰りは当たり前でした。毎日仕事に忙殺される中で、キャリア官僚の上司から夜の10時から一時間ミーティングをするというものがありました。忙しい時や、疲弊して帰りたい時にやるんですよ」

どうやらブラック上司だったようだ。(文:天音琴葉)

「もう精神はズタボロでした」

問題はミーティング時間が遅いことだけではなかった。

「しかも、至らぬところを詰められるというオマケつき。その時に明日締め切りの仕事を頼まれることもしばしばです。もう精神はズタボロでした。キャリア官僚の体力は大したものだと関心しましたが、私はとてもついていけるものではありませんでした」

休日にも呼び出しがあったようだ。「一体感の醸成だ」という理由から、土日はバーベキューが行われていたという。そんな上司だが、さすがキャリア組とあって「体力だけでなく、頭のキレもよかった」とし、

「なんとかと天才は紙一重で、空気がよめずサイコパス気質なんだな、と思い自分の凡人さに落ち込んだエピソードです」

と結んだ男性。なお、投稿は過去形で書かれているため、現在はこの上司と同じ職場で働いていないようだ。

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職場の「一体感」のために休日はバーベキュー参加 公務員男性が経験した過酷な日々