喘息やアトピー性疾患、各種アレルギー症状を引き起こす原因の1つが『ダニ』です。

フケやアカ、食べ物カスなどをエサに大量繁殖するダニは、人間にとって非常にやっかいな生物といえるでしょう。

健康で快適な生活を守るためには、ダニを繁殖させないための対策が必須です。

特にダニが繁殖しやすいといわれる布団のお手入れについて、ダニ対策品も取り扱う株式会社UYEKI(以下、ウエキ)公式サイトからポイントを解説します。

ダニ対策は1年を通じて行おう

ダニが繁殖する季節といえば、高温多湿な梅雨時期や夏場をイメージする人が多いのではないでしょうか。この時期には積極的にダニ対策をする人でも、それ以外の季節については、つい疎かになってしまうケースも少なくありません。

機密性が高い現代の住宅は、1年を通じてダニが繁殖しやすい環境にあります。季節にかかわらず、適切な対策を講じる必要があるでしょう。

家の中に発生するダニの多くは、布製品に生息するといわれています。

こまめに洗濯できないものや、掃除機をかけづらいもの、汚れたままの布アイテムを放置すれば、あっという間にダニが繁殖する可能性も。

なかでも注意が必要なのが『布団』です。

就寝中に分泌される汗をたっぷりと吸収した布団には、湿気がこもっています。自然にはがれ落ちたフケやアカ、髪の毛など、ダニにとってはエサが多くある理想的な環境です。

布団を丸ごと洗浄するのは難しく、カーペットのように頻繁に掃除機をかけられるものでもありません。さまざまな要因が積み重なって、ダニが発生しやすく、健康面に影響を及ぼしやすいアイテムだといえるでしょう。

布団のダニ対策は正しい方法で

布団乾燥機

※写真はイメージ

そんな布団のダニ対策として、天日干しをイメージする人が多いはず。しかし、ウエキは公式サイト上で以下のように注意喚起しています。

ダニを退治するには、50℃以上の熱を20~30分当て続ける必要があると言われています。布団を乾燥させるために天日干しをするかもしれませんが、ダニは日の当たらない裏側に逃げてしまうので効果はあまりありません。

ウエキ ーより引用

真夏の日中であっても、干した布団を内部まで50℃以上にするのは難しいものです。布団はカラリと乾いても、内部で生息するダニはそのままの状態に。「対策しているつもりができていない」といった事態に陥ります。

こうした状況を回避するため、ウエキが公式サイトでおすすめしているのは、布団乾燥機を使ったお手入れ方法です。天候や季節にかかわらず、布団の広い面積を50℃以上にキープできます。

乾燥機使用後は、ダニの死骸を取り除くために掃除機をかけましょう。ダニの死骸も立派なアレルゲンの1つです。掃除機をかけるところまでをお手入れの基本とし、スプレーやシートといったダニ除けアイテムも賢く併用してみてください。

健やかな眠りを守るためにも、ダニ対策は適切な形で行うようにしましょう。布団乾燥機の使用を、ぜひ習慣化してみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
ウエキ
※写真はイメージ