強い寒気が南下 北陸はあす8日にかけて土砂災害に警戒を
日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、上空1500m付近には平地で雪となる目安の-6℃以下の強い寒気が北陸~東北南部にまで南下しています。
また、日本海ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれるシアラインが形成されており、北陸付近に発達した雨雲が断続的に流れ込んでいます。
北陸ではこれまでにも断続的に発達した雨雲がかかり続けており、けさ3時現在までの24時間降水量(アメダスによる速報値)では
新潟県
糸魚川市能生 96.5ミリ
上越市高田 87.5ミリ
長岡市小国 83.5ミリ
富山県
朝日 63.5ミリ
南砺高宮 59.5ミリ
宇奈月 51.5ミリ
石川県
白山市河内 51.0ミリ
医王山 32.5ミリ
加賀中津原 32.0ミリ
福井県
南越前町今庄 65.5ミリ
大野市九頭竜 42.0ミリ
敦賀 34.5ミリ
の雨を観測しています。
正午現在、新潟県と富山県に大雨警報が発表されており、新潟県では土砂災害警戒情報が発表されている所があります。
冬型の気圧配置はあす8日にかけて続く見込みです。あす8日にかけては更に強い寒気が流れ込み、大気の不安定な状態が続く見通しです。北陸では山地や山沿いを中心に次第に雪に変わるものの、平地では断続的に雨の降る所があるでしょう。
現在大雨警報が発表されていない地域でも雨雲が予想よりも発達したり停滞した場合は大雨警報が発表される可能性があります。
これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により、地盤の緩んでいる所があり、少ない雨でも土砂災害の発生する危険度が高まる恐れがあります。
●予想される雨の量(多い所で)
・あす8日明け方までに予想される24時間降水量
新潟県 60ミリ
富山県 50ミリ
石川県 50ミリ
福井県 60ミリ
・あさって9日明け方までに予想される24時間降水量
新潟県 60ミリ
富山県 50ミリ
石川県 50ミリ
福井県 50ミリ
北陸では、あす8日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
山沿いでは積雪の急増にも注意が必要です。運転を予定されている方は最新の交通情報をご確認ください。
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