恋愛と友情を描き大ヒットした恋愛シミュレーションゲーム『リトルバスターズ!』。原作のPCゲームをかわきりにPS2やPSP、PS3、PSVITAなどの次世代ゲーム機にも移植され、数年前にはテレビアニメ化もされました。発売から7年以上が経過した今でも、熱狂的なファンがたくさんいるこの作品から、リトルバスターズのメンバー「宮沢謙吾」の魅力についてご紹介したいと思います。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■屋上から飛び降りる熱血漢
謙吾の第一印象といえば、やはり『冷静』だと思います。恭介や真人、理樹や鈴など、基本的におふざけの多いメンバーの中で、唯一冷静に物事を見極めることの出来る人物といえます。“冷めている”といえばいいのでしょうか。物語序盤で野球の誘いを断ったりと、どこか他のメンバーと一線を引いているような印象すら受けます。しかし、彼が内に秘めた炎は激しく、屋上から飛び降りた女生徒を助ける為にためらいもせず飛び出す姿には、その格好良さに思わず鳥肌が立ちます。
■壊れるアニキ
物語序盤こそ、そんな静かな熱血漢というリトルバスターズのクールポジションにいる彼ですが、ストーリーが進むにつれ、そんな彼を覆っていたペルソナ(仮面)はどんどん剥がれていきます。特に上述した屋上から飛び降りるシーン以降はそれが顕著で、思わず「こいつはいったい誰だ?」というレベルで性格が変貌(正確には解放)していきます。
真人をも引かせる超ハイテンションにはじまり、リトルバスターズの野球の練習にも積極的に参加し、あげくにはリトルバスターズのジャンパーを自作するほどにチームを溺愛し始めます。この変貌ぶりには、唖然・・・を通り越していっそ清清しいものがあります。
■青春を駆け抜けろ
残念ながらここで宮沢謙吾という豪胆な人物について語り尽くすことはできません・・・。少しでも「宮沢謙吾」というキャラクター、そして『リトルバスターズ!』という作品に興味を持って頂くきっかけにでもなれば幸いです。特に最終章のリトルバスターズルートでの彼のシーンは号泣必死。彼の内に隠された本音はきっとあなたの心に大きく響くと思います。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:しるる(キャラペディア公式ライター)
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