2025年3月7日に公開される劇場アニメドラえもん のび太の絵世界物語」の主題歌を、シンガーソングライターのあいみょんが担当することが決定した。最新予告映像と本ポスタービジュアルが公開され、入場特典と前売り特典も明らかになった。

映画ドラえもん」シリーズ45周年記念作品となる同作は、ひみつ道具「はいりこみライト」で、中世ヨーロッパの世界をモチーフにした絵の中の世界「アートリア公国」に飛び込んだドラえもんたち(CV:水田わさび)が、そこで出会った不思議な少女・クレア和多田美咲)らとともに、幻の宝石・アートリアブルーをめぐり強大な敵に立ち向かっていく完全オリジナルストーリーが展開する。

ドラえもん」の大ファンを公言するあいみょんが歌う主題歌のタイトルは「スケッチ」。本作のために書き下ろされた新曲で、12月8日に行われた全国アリーナツアー「AIMYON TOUR 2024-25“ドルフィン・アパート”」の広島グリーンアリーナ公演内で初公開された。

ドラえもん」の主題歌を担当することについて、あいみょんは「『ついに来た!夢がかなう!』と、うれしい気持ちになりました。親交のある(水田)わさびさんには自分から伝えたかったため、『のび太の絵世界物語』のアフレコ初日にサプライズで現場へ行き、直接ご報告したところ、『夢がようやくかなったね』と言ってもらい、泣きながら抱き合いました」と感慨深く回想。主題歌「スケッチ」について「本作のイメージは盛り込みつつ、いろいろな冒険をしてきたドラえもんのび太くんのこれまでの歩みを描きたいと思い制作しました。映画のテーマである“絵”をどこまで楽曲に落とし込むか考えるなかで、ドラえもんのび太くんの日常をふと思い浮かべてみたら、寝る前、眼鏡を外したのび太くんの顔に残っている眼鏡の跡さえも、絵になる、描きたくなる、とても愛おしいシーンだろうなと思って。それがきっかけで、流れるように曲作りが進みました。また、映画の最後にかかる主題歌が作品と分離しないように、やさしくて、やわらかい印象の物語にぴったりの楽曲になったと思います」と楽曲に込めた思いを明かした。

スケッチ」を使用した最新予告映像では、アートリア公国で大冒険を繰り広げるドラえもんたちの姿が描かれる。クレアたちから不思議な青色を作り出すアートリアブルーの噂を聞いたドラえもんたちは、その探索に乗り出すが、公国に伝わる古の伝説がよみがえり絶体絶命の大ピンチに陥ってしまう。

「みんなの色で、世界はあざやかになる。」というキャッチコピーが添えられた本ポスタービジュアルには、意気揚々とアートリア公国から飛び立っていくドラえもんたちと、城から彼らに迫る怪しげな影が描かれている。

入場特典は小冊子「映画ドラえもん のび太の絵世界物語『いろいろ!まんが BOOK』」に決定。12月13日から各上映劇場で販売される前売り券(一般1400円、小人800円)には、10万人限定の「わくわく!お絵かきドラ」(ラバーキーホルダー)が付属する。

あいみょんからのコメント全文は以下の通り。


あいみょん(主題歌)】

正直、まだ夢みたいです。
夢みたいとしか言えないです。
私がメジャーデビューする前から仲良しのわさびさんに直接サプライズで「主題歌を担当します」と報告して、抱き合い泣いた日の事は一生忘れません。
私の夢が、私達の夢が叶った瞬間でした。
スケッチ」はドラえもんのび太の何気ない生活を大切に歌いたい想いが強かったです。
のび太くんの顔に残る眼鏡の跡さえも愛おしくて“絵になるよ”って、ドラえもんが温かい目で見ている様子が浮かんで、のび太の後悔や失敗、うれしいも楽しいも、いつも一緒に経験してきた2人の間にある確かな友情を描こうと思いました。
そしてまた、のび太がまっすぐに揺れながらドラえもんとの日々を描いてる姿を想像しました。
私の夢を叶えてくれたドラえもんに、楽曲で最大の恩返しができますように。
私の未来を変えてくれたドラえもんが、また今作でたくさん夢を叶えてくれています!

「ドラえもん」の大ファンを公言するあいみょんが主題歌を書き下ろし! (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025