遠く離れた山奥に存在する田舎の村、雛見沢。美しい景色にのんびりと時間が流れる秘境ですが、毎年ひぐらしの鳴き始める季節になると悲しい惨劇が繰り広げられていました。東京から雛見沢へやってきた「前原圭一」。閉鎖的な村社会において、彼は新参者ながらも持ち前の明るさと行動力で瞬く間に村へ溶けこんでいきます。今回は、そんな活気あふれる「前原圭一」の魅力についてご紹介したいと思います。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■頭が良い

 雛見沢には学校がひとつしかなく、クラスもひとつしかありません。もちろん学年は見事にバラバラで担任の先生ひとりで全員分の面倒を見ています。圭一は勉強ができますので、時には先生の代わりにレナや魅音の勉強を見ることも。前の学校でも成績は良かったようで、魅音に対して「お前は歳上なのになんで俺が教えてんだよ」といったやり取りなども。

■茶目っ気

 登校時にレナが待ち合わせに遅刻すればきっぱり置いて行くと冗談を言ったり、まだ雛見沢に慣れていない圭一を、魅音とレナが案内してくれると話した時には魅音だけ放置し、レナと二人で行こうと言ったり、あえて場を盛り上げるための悪ふざけも。もちろんそれはお互いの事を信頼しているからこそ。時にはやり過ぎてしまう事もありますが、悪いと思った事は反省しますし、傷つけてしまったら圭一自身もそのことで心を痛めきちんと謝ります。とにかく仲間想いなのです。

■諦めない強さ

 勝つためにはなんでもする部活のメンバー達にボロボロにやられてしまい、そんなのありかよ・・・という状況でも決して諦めることなく、負ける勝負と分かっていても最後の最後でやり返して一矢報います。ゲーム大会では、容赦の無い部活メンバーに勝つために年少の富田君と岡村君を買収するなど、勝負への執念に加え、運の強さも計り知れません。ちなみに買収と言っても、もちろん無理やりでなく彼らにメリットのある条件つきで交渉しました。一方、生活力は極めて低く、両親が仕事で不在の間自分で家事をしなくてはならなくなった際には、勢いだけで料理を始め、危うく火事を起こしかけたり・・・。頭もよく勝負には強いのに生活力は全然ダメというギャップになんだか母性をくすぐられます(笑)。

 様々な逆境や困難に打ち勝っていく、まるでヒーローのような「前原圭一」。しかし、最初から全てがうまくいった訳ではなく、取り返しの付かないような大失敗を繰り返しながら、少しずつ成長していった結果なのです。

 アニメ2期の位置づけにある「ひぐらしのなく頃に解」では、雛見沢で起こっていた惨劇の真実が明かされる確信に迫る展開になっていますので、1期を見た人には必ず2期も見て欲しいです。解の方は、より圭一達の絆が深く描かれていると思います(個人的見解)。また原作ゲームには、アニメで描ききれなかった部分やアニメ化していない物語もたくさんありますので、アニメを見て「圭一達が大好きだ!」って思った方はぜひ遊んでみてください。


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★記者:真夏日(キャラペディア公式ライター)

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