天気と気温のまとめ(2024年12月29日~2025年1月4日)冬型の気圧配置続く 青森県酸ヶ湯で積雪4m越え

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2024年12月29日~2025年1月4日にかけての天気と気温のまとめです。

■気圧配置の特徴
 29日、北海道オホーツク海側に低気圧が発生。日本付近は冬型の気圧配置が続いた。30日、高気圧の中心が東シナ海から西日本を通過し、日本の南に移動。日本海と中国東北区をそれぞれ低気圧が東進。31日、日本海を前線を伴った低気圧が、発達しながら東進。津軽海峡付近を通過し三陸沖に達した。南西諸島付近の気圧の谷で前線帯が形成され、前線上のキンクが日本の南海上を東進。前線上のキンクは日本の東海上で低気圧に変わった。1日、低気圧は日本の東海上へ遠ざかり、日本付近は北日本中心の冬型の気圧配置となった。2日、オホーツク海南部を低気圧がゆっくり南東進。日本付近は冬型の気圧配置が継続。3日、日本付近は冬型の気圧配置が継続。日本海西部の気圧の谷で低気圧が発生。日本海を南東に進んだ。4日、移動性高気圧の中心が東シナ海を南東へ移動。日本の東を低気圧が東進。日本付近は冬型の気圧配置が継続した。

■降水
 29日、日本海側で断続的に雪が降り、群馬県みなかみ町藤原や岐阜県群上市長滝で6時間降雪量が20cm以上となった。30日、冬型の気圧配置は解消したが、高気圧縁辺の西風が吹き込み、北日本~北陸にかけて雪や雨となった。31日、前線や低気圧の影響で、北~西日本の日本海側を中心に雨や雪となった。北日本の日本海側~北陸の山沿いでは日中から夜にかけ雪の範囲が徐々に広がった。1日、北陸以北で降水があり、北陸の平野部は雨が主体、北陸山沿いから北日本の日本海側は雪となった。2日、北日本~北陸にかけ日本海側は断続的に雪や雨が降り、青森県酸ヶ湯で積雪深4mに達した。1月2日までに4mを超えるのは積雪観測を行っているアメダスの中では、観測史上最も早い記録となった。3日、日本海を進む低気圧の影響で、北陸地方中心に雨が降った。4日、日本海側は引き続き雪や雨。特に朝にかけ北日本の日本海側や北陸など山沿いで雪が強まり青森県青森大谷では積雪深2mに達した

■気温
 29日、東京都心は0.5℃まで気温が下がり、今季最も低い気温を更新。その他、千葉市やさいたま市などでも今シーズンの最も低い気温を観測した。30日、上空の寒気が後退し、広範囲で前日より高くなった。日本海側は雨や雪が止んだ所が多く、気温が上がった所が多かった。31日、冬型の気圧配置が緩み、日本海の低気圧に向かう暖かい空気の流入により、東京で14.6℃、横浜は16.1℃と11月下旬並みの暖かさとなった。1日、関東~九州は晴れて、東京都心は12.2℃と3月上旬並みと春先の気温となった。2日、上空の寒気の影響で北日本を中心に気温が低下。一方、西~東日本は晴れた所が多く、東京都心は前日より高い13.9℃と3月中旬並みとなった。3日、冬型の気圧配置が続き、北日本では上空の寒気の影響で最低気温が今季最低を更新した地点が多かった。4日、上空に強い寒気が流れ込んだ影響で晴れた地域では朝は放射冷却が強まった。真冬日は今季最多を更新した。

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■今期間(12月29日1月4日)の天候のまとめ
 平均気温は、冬型の気圧配置となった日が多く、北日本を中心に寒気の影響を受け、平年より低くなった。一方、東日本や西日本では平年並みの所が多く、この時期らしい寒さとなった。
 降水量は、冬型の気圧配置により、北日本の日本海側~北陸にかけて平年より多くなった。青森県では記録的な大雪となり、酸ヶ湯では4mを超えた。太平洋側は空気の乾燥が続き、各地で降水量が0となった。
 日照時間は、寒気の影響を受けた北日本や北陸で少なかった。一方、東日本~西日本では太平洋側を中心に平年並みか多く、九州南部では平年よりかなり多くなった。鹿児島県では平年より1.7倍程の日照時間となった。

天気と気温のまとめ(2024年12月29日~2025年1月4日)冬型の気圧配置続く 青森県酸ヶ湯で積雪4m越え