
成人の日は、満月前夜の月と国際宇宙ステーション「きぼう」の天文ショー
あす13日(月・祝)成人の日の夜は、満月前夜の月と国際宇宙ステーション「きぼう」を観測できるチャンスがあります。
西日本から東日本の太平洋側にお住まいの方は、晴れて両方とも観測できるチャンスがありますので、この機会をお見逃しなく夜空を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■ウルフムーン
満月の名称の由来は、アメリカ大陸の先住民ネイティブ・アメリカンが由来とされています。季節に合わせて満月に名前を付け、季節の目安としていたそうです。1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれ、冬に食料に飢えたオオカミが月に向かって遠吠えするイメージから、この名称で呼ばれています。
1月の満月は14日の午前7時28分頃なので厳密な満月ではありませんが、あす13日はウルフムーン前夜の月が夜空を彩るでしょう。
■国際宇宙ステーション(ISS)・きぼう
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設であり、「きぼう」は、その中の日本実験棟の名称です。1周約90分という速度で地球を旋回していますが、条件が整えば、地上から肉眼でも見ることができます。
KIBO宇宙放送局のホームページによれば、「きぼう」はあす13日の午後6時13分頃から本州付近の上空を通過する軌道にあり、各地で観測のチャンスがあるということです。明るい星のような光が、飛行機よりも早めの速度で流れるように見ることができます。
■気になる、あすの天気は?
あす午後6時頃の天気分布を見てみますと、北日本から西日本の基本海側は雲が多めで、所により雨や雪が降るでしょう。すっきりしない空模様となるため、観測は難しいかもしれません。
一方、西日本から東日本の太平洋側の地域では、晴れる所が多く観測のチャンスに恵まれるでしょう。
ただ、夜にかけては冷え込みが厳しくなりますので、観測の際は暖かい恰好をしてお楽しみください。

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