
この記事をまとめると
■違法改造車はディーラーに入庫禁止となるほか違反切符の対象になる場合がある
■灯火類や最近多い車中泊で使用するアイテムが「不正改造」と判断されやすい
ちょっとしたDIYで違法改造になる可能性あり!
爆音マフラーや過度なシャコタン、フルスモークなど、明らかな違法改造は論外だが、ついついやってしまいがちではあるものの、そのせいでディーラーやカー用品店への出入りがNGとなり、違反キップの対象ともなる、うっかり違法カスタムを今回はご紹介しよう。
⚫︎タイヤホイールのはみ出し
クルマと路面を繋ぐ唯一の部分であるタイヤ&ホイール。これがボディからはみ出してしまっているとNGとなるワケだが、スタッドレスタイヤに交換する冬の時期にうっかりやらかしてしまうケースがある。それはクルマを買い替えて、いままで使っていたホイール&スタッドレスタイヤを装着したというケースだ。
クルマのホイールにはP.C.D.とボルト穴という規格が存在し、それが同一であれば車両に取り付けること自体は可能となる。しかし、車種が変わるとボディの幅が変わることもあるため、装着は可能だけれどフェンダーからはみ出してしまっている、という状況になることも珍しくないのだ。
⚫︎NGな色の灯火類
クルマには前方を照らすヘッドライトや後続車に減速を伝えるブレーキランプ、右左折を伝えるウインカーなど、さまざまな灯火類が備わっている。しかし、これらの灯火類には使ってOKな色とNGな色が存在しているのだ。
たとえばウインカーのバルブが切れてしまったのでとりあえず手もちの装着可能なバルブに入れ替えたとしよう。このとき、レンズ自体にオレンジ色がついていれば、一般的な透明のバルブでも問題ないのだが、バルブ自体がオレンジ色である場合、透明のバルブを装着すると正しい色で光らないためNGとなってしまう。
また、ポジションランプもクールな印象のブルーなどに変えている車種もあるが、じつはブルーはポジションランプとしてはNGとなるので、うっかりNGカラーのバルブを選ぶことがないようにしたい。
最近話題のアイテムにも思わぬ落とし穴が!
⚫︎前席窓のカーテン
車中泊をする人などはプライバシーを守るためや日差しを防ぐためにカーテンを装着している人もいるだろう。ただ、前席の窓へのカーテンの装着は運転中の使用がNGとなるのは当然として、使用していなくてもNGとなる場合が少なくない。
前席窓へのカーテン装着がOKなケースは、運転中はカーテンが常時開かない構造となっており、カーテンが一切窓に触れないこと。そして、フロントシートを一番後方にスライドさせ、背もたれの角度を25°にした状態で、ヘッドレストの全面よりも閉じたカーテンが後ろになっていることが条件となるため、多くの車種でクリアすることが難しいといえるのだ。
⚫︎ドラレコの装着位置
いまでは多くの車両に装着されることが増えてきたドライブレコーダー。最近ではシガーソケットから簡単に電源を取ることができるものもあり、DIYで装着を考えている人も多いかもしれない。
ただ、フロントガラスにドラレコを装着するにあたって、フロントガラスの上縁から20%以内、またはフロントガラスの下縁から150mm以内にのみ装着することが認められており、それ以外の範囲に装着するのはNGとなるのだ。
これはドラレコに限ったものではなく、例えば吸盤式のスマホホルダーやポータブルナビ、交通安全のお守りなどでもNGとなるので、心当たりのある人はご注意を。

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