
この先バレンタインの頃にかけて広く高温傾向 融雪に注意
きょう16日(木)、気象庁は1月18日~2月17日までの1か月予報を発表しました。
1月後半からバレンタインの頃にかけて、冬型の気圧配置は続きにくく、広く高温傾向となる見込みです。
1か月平均の海面気圧は、アリューシャン低気圧が弱く、シベリア高気圧も弱いでしょう。
このため、日本付近では冬型の気圧配置が長続きせず、東日本太平洋側では低気圧の影響を受けやすい時期がある見込みです。また、上空約1500mの気温は、北~西日本付近は、大陸から伸びる平年より高い領域に覆われるため、寒気の影響が弱いでしょう。沖縄・奄美付近では平年からの隔たりが小さく、平年同様に寒気の影響を受ける見込みです。
北~西日本では、寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は高く、特に1月末にかけて気温がかなり高くなる所が多いでしょう。
特に北日本では1月後半にかけて高温傾向の可能性が高い見込みです。
積雪が残る地域では屋根からの落雪、雪崩など融雪に注意してください。
2月前半は、北日本と東日本で平年並みか高く、西日本で平年並み、沖縄・奄美で平年並みか低いでしょう。
北~西日本は、季節外れの暖かさとなる日が多くなる見込みですが、冬の寒さが戻る日もあるため、日々の寒暖差に注意してください。
また、冬型の気圧配置が長続きしないため、向こう1か月の降水量は、北・東日本日本海側で平年並みか少ないでしょう。
向こう1か月の日照時間は、北日本日本海側で平年並みか多く、東日本日本海側では多い見込みです。
向こう1か月の降雪量は、北~西日本日本海側で少ないでしょう。
東日本太平洋側では、低気圧の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込みです。
この時期は南岸低気圧の影響を受けやすいため、まとまった雨となったり、寒気の入り方によっては大雪となることもあるため、気象情報の確認をお願いします。
沖縄・奄美では、低気圧や気圧の谷の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並か少なく、日照時間は平年並みか多いでしょう。
北~東日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない見込みです。
しかし、年末年始からの度重なる冬将軍の襲来で平年を上回る積雪となっている所があります。
気温の上昇による、雪崩や融雪洪水などの災害に十分ご注意ください。
西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い見込みです。
北~西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が少ない見込みです。

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